彼といる間だけは
久しぶりにXXX駅のそばを通って
彼を思い出した
深夜の仕事が終り、ぐったりしたままタクシーで向かった夜
待ち合わせ場所で顔を見るとお互い少し元気になって
ちょっとコンビニに寄って何かを買って
2人きりになるとさらにリラックスできた
不安な、寂しげな気持ちも少し安らいで
まるで兄妹のような私たち
仕事の話、友人の話、家族の話
そうして、電気を消して眠る…
彼といる間だけは、何も怖くなかった
あの時わたしに求められたものが100だとすると、
いまはまだまだ60くらいだけど
ーそれに、全然、落ち着いてないし
「まだ全然だめじゃん」って笑われそうだけど
あの時、勇気をくれてありがとう
そう思って、ざわざわする気持ちを抱えたまま
思い出の場所を通り過ぎる
躊躇うことなく
あの春の終わり頃に起きたのは“幸運”という名の奇跡だったような気もした。
けれど、あの時自分が自分らしくいられたのはそのずっと前からの選択と時間の積み重ねで、
恋愛や出会いに溺れるでもなく、自分の人生から目を逸らすこともなく、
どんな人に瞳を覗き込まれても、
躊躇うことなく見つめ返せる自信がたしかにあった
それは20代の初めの頃と一番違う部分かもしれない
いろいろな人との出会いを振り返って、
軸を持って、責任と挑戦を楽しむことがその人の人生を一番輝かせる
奇跡のようで、あの時 私は出会うべくして出会ったのかもしれない
けれど、あの時自分が自分らしくいられたのはそのずっと前からの選択と時間の積み重ねで、
恋愛や出会いに溺れるでもなく、自分の人生から目を逸らすこともなく、
どんな人に瞳を覗き込まれても、
躊躇うことなく見つめ返せる自信がたしかにあった
それは20代の初めの頃と一番違う部分かもしれない
いろいろな人との出会いを振り返って、
軸を持って、責任と挑戦を楽しむことがその人の人生を一番輝かせる
奇跡のようで、あの時 私は出会うべくして出会ったのかもしれない