私は病院薬剤師として働いているノエルといいます。
ちょっと長いですが、聞いてください。
さて、みなさんは各地でご活躍されている方々だと思いますが、
全ての薬を理解して使っているでしょうか、または患者さんに投薬しているでしょうか。
よっぽど薬のことを日頃から勉強している方でも難しいのではないのでしょうか。
「クスリ は リスク」という言葉をご存じでしょうか?
薬というものは正しく使用しなければ、重大かつ重篤な被害を患者さんに与えてしまいます。
薬 + 情報(正しい知識) = 医薬品
前にこんな事故がありました。
2008年6月9日に●●病院での受診後、4名の患者が発熱、吐き気などの症状を訴え、救急搬送されてきたと通報があり、同年6月10日、●●病院で同一の処方を受けた患者のうち1名が、自宅で死亡していたことが確認された。また、同年5月23日・6月2日に点滴治療を受けた患者も病院へ搬送されていたことが判明。調合された点滴液を原因とするセラチア菌による院内感染症であると特定された。点滴液の作り置きは約8年前にはすでに行われており、県の調べに対し、8人の看護師全員が作り置きを認め、複数の看護師が「患者が多く、対応できず、必要に迫られて作り置きをした」などと説明していることも判明した。
私は、このような正しい知識がなく医療事故となっているケースが多数あることを知りました。
2012年2月現在、病棟配置薬剤師というものが来年度から点数化される可能性があると聞きました。
薬を扱う現場に、薬剤師という薬の専門家がいることは医療安全において相当安心につながることでしょう。
正しく薬が使用されるべくアドバイスしたり、医師へ薬物療法の提言を行うかもしれません。
若しくは、看護師も聞いたことがない薬の指示がでたり、使い方がよくわからない場合でもすぐに聞くことができます。
病棟に常に薬剤師がいるというのは心強いですね!
しかし、すべての病院、老人保健施設や介護施設がそうとはいきません。
病棟に人員をさける病院はそもそもそんなに多いとは思いません。
薬剤師そのものがいない病院やクリニック、老健施設もあるでしょう。
そんなときは、直接患者さんに投薬・処置を行うあなた方が最後の砦になるのです。
そこで私は思いました。最後の砦の看護師さんやヘルパーさんが薬のことを少しでも知っていれば医療事故ももう少し防げたのではないかと・・・。
「そんな人まかせな・・」と思うかもしれませんが、現状はわれわれ薬剤師の手の及ばない所で医療事故が起きているのです。
このブログでは、少しずつですが、お薬の基本的なことをご紹介したいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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