金子兜太(かねことうた)さんという方を知っていますか?

1919年(大正8年)生まれ、95歳の埼玉県出身の俳人です。

さて、私がこの方をなぜ取り上げたかというと、2015年7月に全国で掲げられた「アベ政治を許すな」のプラカードの文を、澤地久枝さん(ノンフィクション作家:1930年(昭和5年生まれ):84歳)の依頼を受けて揮毫(きごう:毛筆で何か言葉や文章を書くこと)をされたからなんです。

「アベ政治を許すな」というプラカードを持った人たちがデモをする様子をニュースや新聞の報道写真等で見ませんでしたか?

デモ

金子兜太さんは95歳と言う事ですから、当然戦争経験者ですよね。

金子兜太さんは戦中、海軍主計科中尉として南方のトラック島に派遣されたそうです。

そこでの体験が後の反戦への思いにつながったといいます。

多くの戦争犠牲者を目の当たりにし、自身トラック島を去る時に詠んだ句が、

「水脈(みお)の果(はて)炎天の墓碑を置きて去る」

意味:帰国する船に乗っている、水脈(航跡)の先の先の果ての炎天の中に戦友達の墓碑を置いて、自分は今日本に帰るのだ。

太平洋戦争で南方へ出征した金子兜太さんは、九死に一生を得てで帰国する時、「俺は運で救われただけじゃないか」と思い、生き残った者として、死者たちへ「一体、どう責任をとるのか……」と自問自答したそうです。

これは戦争に行って、仲間が死んで、生き残った方々の多くが思う事でしょう。

金子兜太さんは今の政治に対して、

「私が今の時局に不安を覚えるのは、与党・政治家たちの言動です。彼らは戦争の本質、残虐な現場を全く知らずに、美辞麗句によって戦争を美化する。戦争への反省がない。そして、再び日本を戦争へと導いているのではないか。」

と述べています。

金子兜太さんの戦争体験からの今の政治に対する思いが、「アベ政治を許さない」という言葉に凝縮されていると思います。

安全保障関連法案の成立を目指す安倍政権に反対の意思を示そうと、「アベ政治を許さない」というメッセージが書かれた紙が7月18日、全国各地で一斉に掲げられ、北海道でも旭川や札幌などで市民が参加しました。

作家の澤地久枝さんやジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが呼び掛け、俳人の金子兜太さんが書いたメッセージのコピーを手に各地で法案の不当性を訴えました。

東京の国会前には約5千人(主催者発表)が集まり、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部に近い米軍キャンプ・シュワブ前でもメッセージが掲げられたそうです。

私はデモには参加しませんでしたが、安全保障関連法案には大反対です!!

そして安倍政権のやり方も大嫌い!!

それなのでデモには参加できませんでしたか、プラカードは入手しました。

デモには欠かせないプラカードですが、今はコンビニのネットプリントで簡単に印刷できるんです。

今回の「アベ政治を許すな」のプラカード(と言ってもコピー用紙ですが)は、A3用紙で白黒で20円です。

プリント方法は簡単です。

近所のセブンイレブンに行って、マルチコピー機のタッチパネルで「ネットプリント」を押し、8ケタのプリント予約番号を入力します。

プレビューで購入したいコンテンツを確認したら、あとは画面の指示に沿ってプリントすれば完了☆

8ケタの予約番号さえ間違わなければあとは簡単です。

予約番号はネットでキーワードで検索すれば比較的簡単に見付かると思いますが、ネットが出来ない人だと難しいかもしれませんね(><;)

あと、コンビニが近くにない地域の方とかも…(x_x;)

そういう方にも利用しやすい方法が進化していくといいな、と思います。

とは言え、これで私も「アベ政治を許すな」のプラカード、ゲットしました!!

ですが、主張する場もないので、取り敢えず部屋に貼りました。

我が家のプラカード

気持ちはでも、安倍政権に反対している皆さんと一緒です。

国立競技場も民意の大反対で白紙撤回されましたから、安保法制も是非考え直していただきたいですね。






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