今日の京都は真夏のように暑かったですね。もうすぐ10月というのに最高気温は30.7℃、厳しい残暑が続きます。みなさん体調にお気をつけください。
京都に引っ越してきてびっくりしたことのひとつに、家ネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ)の多さがあります。昼はほとんど見かけませんが、夜は路上や植え込みなどいろんなところで頻繁に見かけます。
京都に転居してきてからよく見かけるのに、素早くて用心深いので、一度も写真撮影に成功したことはありませんでした。
ところが、9月24(土)夜8時頃、河原町二条(かわらまちにじょう)を少し北上した歩道で、“謎の穴”からちっちゃなネズミが出てくるところを目撃し、初めてハツカネズミ(二十日鼠)の撮影に成功しました
二十日鼠(ハツカネズミ)が動かずにじっとしていれば気づかずに通り過ぎてしまったかも知れません。でも小さくても、動くと目立つので“謎の穴”を見つけて近寄ってみました。ちょうどさっきのハツカネズミが戻ってきて、“謎の穴”に走りこみ、顔をのぞかせたり、穴の縁でウロウロしていたのでシャッターを押しました。この“謎の穴”は、巣穴の入り口が崩れてしまったのかも知れませんが、こんなに大きな穴だと、イタチ(鼬)やヘビ(蛇)が侵入して来るのではないでしょうか?天敵たちに襲われる前に、引っ越しする最中だったのでしょうか
古都京都では、基本的にフラッシュ・ライトは使わないことにしています。ただ今回は暗い穴の中に潜んでいるし、ネズミだからいいかと思って、珍しくフラッシュを使用しました。全部で3枚撮ることができましたが、可愛く写っている2枚をアップしておきます。ちなみに、ドブネズミやクマネズミは子猫ぐらいの大きさになるので、このちっちゃくてかわいいネズミはたぶんハツカネズミです。人間や家畜を襲ったり、伝染病を撒き散らしている凶暴なドブネズミと違って、ハツカネズミは大人しくて穏やかな性格だそうです
人類にまとわりつく家ネズミ(溝鼠・熊鼠・二十日鼠)たちの天敵(捕食者)は、フクロウ(梟)などの猛禽類(もうきんるい)やカラスなどの鳥類、ネコ、イタチ、ヘビなどです。猫を飼っていない人家に家ネズミが侵入してしまうと、天敵不在で大繁殖してしまい危険です。猫は飼い猫はもちろん、町猫も野良猫もすべて人間の味方です
ネズミを見たこともないというマンション住まいの方のために、主なネズミ被害をまとめておきます。家ネズミと呼ばれる害獣ネズミは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類で、特にドブネズミは獰猛(どうもう)であまり人を恐れず肉食傾向が強く、人間やペットを襲ったりします
○ペストなどの伝染病や寄生虫を撒き散らす
○赤ちゃんや寝たきりの病人・高齢者を襲う
○鼠咬症(そこうしょう)
○騒音や悪臭などによる睡眠不足や不眠症など精神的被害
○ネズミにはノミやイエダニなどが寄生していて、人間の血を吸うと皮膚炎を発症
○尿や糞などの排泄物による感染症や食中毒
○ヘビやイタチなどの捕食動物の侵入を誘発
○電線コードやガス管を噛み切ることによる、停電、火災、爆発事故、交通・通信被害
○電気機器、建物、家具、食料品、商品などへの損傷