ナンバーを並べる前に知っておく情報;
地球の歳差運動は日の出の位置をゆっくりと動かす。またそれに従って黄道(天球状における太陽の通り道・大円、ecliptic)の位置も動く。どれくらい移動しているのかは春分の日(春分点)を基準に比較する。1度動くのにかかる年数を観測する。
ひとつ前のブログメモに天球に12星座が鎮座していて、一周は360度なので一つの星座は30度と書いた。春分の日の日の出の位置が1度ずつずれていって、30度のずれが生じるまでの年数を観測する。つまり一つの星座を通過する年数。
星座二つ分つまり60度通過する年数を観測する。
日の出の位置が360度通過し、つまり一周した年数(大周期、プラトン年、great year)の年数を観測する。
シリウスナンバーに登場する数;
12 星座の数
30 黄道に沿って各星座に割り当てられた角度
72 黄道に沿って、太陽の動きが一度のずれを完了するのに有する年数。つまり春分の日に日の出の位置が一度ずれるのに72年かかる。
360 黄道の総合の度。一周なのでもちろん360度。
72x30 = 2160 太陽が黄道に沿って春分の日の日の出の位置が30度のずれを生じる年数。つまり一つの星座を通過する年数。
2160x12 (もしくは360x72)= 25,920 太陽が黄道に沿って春分の日の日の出の位置が360度のずれ、つまり一周して戻ってくる年数。大周期、プラトン年にかかる年数
世界各地に散らばる古代文献やモニュメントなどに、このシリウスナンバーが頻繁に取り入れられているらしい。みずがめ座の時代と、風の時代という表現に混乱していたが、風の時代とは土星と木星がぴったりと重なるグレートコンジャンクションがみずがめ座で起こり、みずがめ座は風のエレメントなので風の時代というのだそう。それまでの240年はグレートコンジャンクションが地のエレメントの星座で起こっていたらしい。さらに、みずがめ座の時代はいつからというのはいろいろな感が方があるそうで、このグレートコンジャンクションがみずがめ座で起こった日と考える人がいたり、春分の日の黄道の位置をもって言う人や、確定はないそうなのだが、その辺もまた時間があるときに読んでみることにする。