このパンデミックの最中、地球規模で重大な岐路に立たされていることは専門家でなくても多くの人達が気づいているのだと思う。スピリチュアルなメッセージを伝えてくれている人達は、こうなるべきしてなっているとも言っている。いろいろな面で飽和状態でそろそろ向上を目指すべきだと。ショックセラピーのようなものか。産業革命後大きく変わった世界で便利を手に入れて、同時に自然と共存する術を無視してきたことは顕著だが、環境汚染・温暖化・大規模自然災害など人間の努力も足りないし、改善の兆しも見られていない。これまで特にこのパンデミックと環境破壊をつなぎ合わせて考えていなかったが、ポール・スタメッツのトークを聞いて一変した。
うちではJoe Rogan Experienceをよく見る。もと格闘家でコメディアンのジョーが各界の著名人をゲストに呼んでトークをするというもので、YouTubeで見ると本人同士の顔も見れる。中々毎回その内容には驚かされているが、今回もPaul Stametsの回が素晴らしかった。
https://www.youtube.com/watch?v=mPqWstVnRjQ
キノコが体にいいことはもちろん知っていた。特に免疫系をサポートするのでがん患者にお勧めだとか、霊芝キノコなどは漢方やサプリメントでも有名だ。しかし、地球レベルでキノコ、またそのベースとなっている菌糸体が世界を救う。またこのパンデミックは原生林の破壊などによって菌糸体が脅かされたために、地球の免疫能力が落ちて引き起こされたことも一因にある。ということを初めて気づかされた。コロナウィルスが人口的に作られたのか否か、それは明らかになってはいないが、地球全体の免疫力が落ちているとしたら、それはよくない結果である。ポールは有名なマイコロジストでもあるが、早くからキノコや菌糸体の重要性を掲げてきた人だそうだ。彼らの研究によれば、人は菌でできている言っても過言ではないほどで、人と菌は似ているという。人を見たら70%菌だと思えとのことだ。なので、有機のキノコは食べたら健康にいいことは言うまでもない。キノコはスポンジのように有害物質を吸ってしまうので、オーガニックということがとても重要だ。人と似ているので菌から採取した抗生物質が一番効果があるのだそう。
日本語訳のついているこちらのTEDトークも見てみた。
https://digitalcast.jp/v/22494/
地球の生命の始まりは菌だ。小さな命を一つ一つネットワークでつなげ、張めぐされた菌糸体のネットワークは地球の自然インターネットなんだそうだ。菌糸体は違う植物などとの間も土壌でつながっており、栄養素を運んだり腐敗物を自然に還元したりしている。自然界の母でもあり、バランサーでもある。彼らチームは石油廃棄物の山を4つ作って実験をしたそう。一つ目は何も加えない、二つ目は酵素で処理、三つ目はバクテリアを加えて、四つ目は菌糸体を加えて6週間おいた。最初の3つは汚臭を放し黒ずんだ山に変わっていた。菌糸体の山はキノコが生え、そのキノコの胞子をめがけて虫が集まり、卵を産んで幼虫が生まれて、その幼虫めがけて鳥が来て、鳥が種を運んで草や花が生え、まるで命のオアシスのようになっていたそう。
マザーアースが全ての生物植物を包み込んでいるとしたならば、それは菌糸体のことを言っているといっても過言ではないのかもしれない。人の体の中も神経が、血管が、いろいろなネットワークで連携しており、実にセンシティブなバランスで生きている。自然界もそうだ。そして、自然界と動植物も全て同じ相互関係にいることは、頭ではわかっていても、今回のパンデミックの状況を受けて本当に真剣に動きださないといけないのだと思った。彼曰く、今は第6次生物絶滅の危機にかかってきているらしいので、この重大な岐路に誤った一歩を取りませんように切に思う。後は政府内にこういう素晴らしい人材が今後増えていってくれたらと思う。