先見の明がある方々のウェブやYouTubeなどをたまに拝見しているが、2020年は崩壊の年であるとか、2020年からしばらく世界規模で混沌とした時代が始まるとか、複数の方々が今年頭に言っているのに内容はみな一致している。人の運も山あり谷ありなように、地球全体にもそういう流れがあるのならば、今年は運で言えば悪い方。そういう時には苦しいこともたくさん起こるが、同時に気づきや学びもたくさん出るもの。なので、いい意味で言えば、これまで横柄に続けてきた既存のやり方が崩され、それにパニックも起こるが、その後は改善策が見いだされるということだ。特に世界規模でというところがポイントらしいので、今のコロナもそうだし、国境を越えて人類全部が団結する必要が出てくるのであろう。また、それは既に起こっているように見える。これには今後環境問題・温暖化なども十分に考えられるとのことだ。
先日の金曜日でイギリス全土の学校が閉鎖された。その日の首相の発表でロックダウンのニュースが出るか出ないのか、国民皆が注目をしていた。結局飲食とエンターテイメント系の店舗などは営業停止、しかしその他の店は通常営業となった。食料のパニック買いによって、医療や警察などフロントラインの人達や、お年寄りなどにも平等に食料がいきわたるよう、今週末からは買い物できる商品の制限や時間制限なども始まった。一般国民は不必要な外出は控えること。エクササイズは推奨されるが、他人との距離をとって行うように通達された。ソフトロックダウンというところだろうか。これをきちんと行えば患者増のピークの山が抑えられるので、イタリアなどのように完全なロックダウン(外出に証明書がいる・それ以外は軍に止められる)にはならないだろう(と願う)。このように一時的に世界のいろいろな国で経済活動がスローダウンしている。しかし、それによってポジティブな変化も見られている。例えば中国上空の衛星写真(NASA)でポリューションがかなり減っているとか、ヴェニス運河の水がきれいになったのかイルカが泳いでいるとか、いろいろなエピソードが報じられている。人間がもっと地球を大事にしていた時代の初心に戻れるきっかけになるのかもしれない。またソフトロックダウンで思ったことは、基本は家に家族全員閉じ込められているので、各家庭どのように過ごしているのだろうということである。今までは学校やオフィスに一日中行っているので、24時間鼻を突き合わせていることも少なかったかもしれない。しかし、これも家族の原点に戻れば、普通のことなのである。家族は学びの学校、意味があって一緒になっているのだから、これまで家にいても厄介だとすぐパブに逃げるお父さん、友達とばかりつるんで家に帰ってこないティーンなど、臭いものに蓋をしてきた生活。この人生でやるべきことに真正面から嫌でも見なくてはいけない状態にいるのではないか。
これらは、苦しいことも多いとは思うが大切なことを身を持って気づく、本当にいいきっかけになっていくのだと思う。振り出しに戻り、初心に戻り、私達皆いたわりあえる素晴らしい世界を目指すために。こういう苦しい時代がしばらく(5-15年と言っている方もいる)続いた後、それを乗り越え、これまでを反省し再構築した世界が待っているということを先見の明がある方々は言っている。それはユートピアのようなものなのだそうだ。