他にもメモしておきたいことはある。しかしパンデミックになり得るというWHOのニュースは無視できない。歴史的に見てもスペイン風邪が流行った時よりも世界をまたがって人の移動が激しい。中国、韓国、イタリア、イラン以外の国も、人の移動を完全にストップすることは不可能なので、今後も油断が許されない。イギリスも今の段階ではまだまだ制御に成功しているようには見えるが、ボリスジョンソンもニュースで公に、これから広がっていく可能性が大なので、手洗いなどの励行を勧めている。
そんな時、フェイスブックでフォローしているThe Hospice Heart (https://www.facebook.com/thehospiceheart.net/)のGabrielleさんが、早い段階からコロナウィルスを扱ってきたカリフォルニア州サンディエゴ大学で教授をしていたJames Robbさんの記事を取り上げている。この人は1970年代にコロナウィルスを研究していた最初の分子ウィルス学者の一人で、ウィルスの遺伝子などを最初に発表した人物だそうだ。その人が実行している予防策は以下だそうだ。
1)握手はしない。スキンシップを取りたいならば、洋服を着た上からひじでコツンとするなど、工夫する。(これは中々子供にするなというのは難しい)
2)コンセントやエレベーターのボタンなど、特に公共の場所では指で触らない。(子供にも徹底させておかないと)
3)ドアを開ける時はこぶしや自分のお尻などで開ける。手でハンドルを触らない。特に公共の建物、またトイレなどは要注意。(外に出る時は手袋をしていたほうがいいのかもしれない)
4)抗菌ワイプなどを持ち歩いて、公共の場所で椅子やテーブルなどに触れる時には、あらかじめ拭く。
5)毎帰宅後、また外出中であっても他人がたくさん触れている箇所に接触があった後は必ず手洗いをする。その際は石鹸で手をあらって20秒は水で流す。その後アルコールが60%以上のハンドジェルでマッサージをする。
6)自宅の玄関、または車などにハンドジェルを常備する。
7)せきやくしゃみをする時はティッシュの中にして、その後かならずすぐに捨てる。もしティッシュを持ち歩いていなくてコートの袖などにした場合は1週間はとどまっているので、きちんと洗う。(ポケットティッシュを子供にも常に持たせる)
この人は今回の状況を踏まえて、ショッピングやガソリンスタンドなど何かの表面に触らなくては行けない際は、必ず使い捨てのゴム手袋をしているそう。ウィルスはかなりの割合で感染者のせきやくしゃみからの直接的なものだそうで、クルーズ船やクラブなど、人が密集していて空調が内部でグルグル回っているような特殊な場所でない限り、エアロゾル感染は少ないと考えられるそう。それよりも、何かの表面についたウィルスは1週間は生きているので、手洗いを常に心がける、また手袋をするなどを、マスク装着と同じ位強調するべきだと言っている。このウィルスのレセプターは肺細胞にあるので、鼻・口から侵入しないように、それは手経由でもあるかもしれない。なので、マスクはもし近くに感染者がいてせきやくしゃみをしていたらの場合の予防、手洗いはその箇所をだれがいつ触っていたのかわからないので、常に気を付ける。エアロゾル感染はよっぽど密集空間にいない限りはあまり心配しなくてもいい、ということらしい。人は無意識に鼻や口を一日平均90回は触っているそうだ。マスクをすることは自分の鼻口を触らないように仕向けることでもある。特に子供達に触るなというのは難しいが、一応ポケットティッシュを持たせて、もし痒い所があったらティッシュで指をくるっとカバーしてね、とは伝えてある(がどこまで実践しているのか、不明)。他にはもし風邪の初期症状があるときは、念のため亜鉛のトローチを採るといいらしい。亜鉛は正しく使えば、ライノウィルス系の風邪に効くらしいが、子供には効果はないとしている。風邪症状の最初の24時間以内にエレメンタル亜鉛を75ml摂取すると効果が見られるらしい。一日に150ml以上採ると副作用も見られる。彼はZinc Lozengesを勧めているが、他の亜鉛の形式でもいいと書いてある。
http://www.europe-solidaire.org/spip.php?article52289
https://www.medicinenet.com/script/main/art.asp?articlekey=228691
ざっと調べてみると、イギリスではSolgarのものが一つのトローチで23ml摂れるのでいいかもしれない。他のブランドだと、トローチ一つで2mlなど、かなりの数を摂らないと75mlにはならない。
https://www.solgar.co.uk/all-products/flavo-zinc-lozenges/