最近、姜尚中先生の本を読んでます。
姜尚中(かんさんじゅん)は、最初読み方も分からなかったのですが
今は先生を付けるくらいにリスペクト
政治学者さんでちょいちょいテレビにも出てる人です。前から知ってて新聞のコラムとかも読んだことがあるのですが、
70歳とは思えないイメケンでハスキーな美声を持った素敵な紳士理知的で物腰柔らかな雰囲気の方です。
書く文章も日本語が綺麗で、ズボラな私にもとても読みやすい❤️
その先生は夏目漱石とマックスウェーバーを尊敬してるらしく、彼らの作品や思想に触れながら、近代人と現代人に共通する苦悩を紐解いていきます。
私の頭で消化できたのは、近代から個人の自由が叫ばれ「自我」が肥大したこと。自分の意見、趣向、希望を主張し、一方で自我を守るために孤城を築き、人との関係が薄くなり、そのために他者から承認を得られず、自分の生きる意味を求めて苦しんでいること。
そして肥大化した自我は資本主義によって没個性化され、その矛盾で人は苦しでいるということ。
特に心に残ったのは「知性」とは元々「教養」「道徳」「協調性」など、総合的なものであったにも関わらず、近代では知性が分断され、合理的、科学的なものに極端に価値が置かれるようになってしまったこと。しかし、科学そのものは、人間の生きる意味、価値などの究極的な意味を教えてくれるわけではないこと。
まだ一回しか読んでないので、全然消化できてないです
でもこれ以外に、沢山心に響く言葉がありました。そして、読んでて何となく心が軽くなったのは、「今色々悩むのは、自分の性格ではなく、時代の流れの中で養われた意識のせいで、もし別の時代に生きてたら、悩むこともなかったのかな」と自分の意識から距離をとれたからだと思います。
なんというか、人によって響く言葉は違うと思うのですが、私的には姜尚中先生が暗いから(失礼)、フィーリングが合ってた笑。
そして思ったのは、李さんは正に私のガッチガッチの孤城をドカーン!とぶち壊してくれた人だな〜と
李さんはよく私に「今が〇〇の青春ね!僕と恋愛することで取り戻してるから!」と高らかに宣言してます
確かに、李さんは私がうまく心を開けなかったときも、いい意味で無遠慮に入って来て、正面から向き合って温度のある愛情を与えてくれました。
それが中国人的な特徴なのかは知りませんが、その無遠慮さに控えめな?私は救われたし、惹かれたのかと思います。
中国人と付き合ってる人って、そういう共通点あるのかなぁーと。
いや、人によるかな。。。
とにかく、姜尚中先生の「心」と「悩む力」おススメでございます。
そして、姜尚中先生はイケメン…
※ちょっと李さんに似てる…