紅白視聴率が思いのほか伸び悩み、その裏でテレ東「年忘れにっぽんの歌」が健闘したことが報じられた。僕も16時~19時15分はテレ東を見ていたが、僕世代以前の世代には、ヒット曲目白押しの楽しい番組だった。

 

ジャニーズ事務所の喜多川社長が、演歌を、高齢者を置いてけぼりにしてると紅白を心配しているそうだが、その言葉どおりの結果だろう。演歌好きな人なら、テレ東を見た方がはるかに楽しめたはずだ。

 

紅白は、いまや過去の栄光にすがる、いや、その栄光すら危うい感じがする。紅白に選ばれることが名誉なこと、などというのは昔の話。それもこれも、無条件に同じ人を出し続けたり、さして売れてない歌手を出したり、なぜ今?という歌手を選出してきたこれまでの経緯の結果だと思うが、いっそのこと、2部制にしてしまえば良いのに、と思う。

 

1部をポップス系、2部を演歌歌謡曲系とかね。若い世代の多くは演歌に興味無く、高齢になれば「どれも同じに聞こえる」若い曲に興味は持たない、そのわりに出演順もバラバラなままあれだけのロングランされれば、集中して通しで見る人なんて減るだろう。

 

昨年末の紅白で良かったと思ったのは、竹原ピストル、安室奈美恵、桑田佳祐くらいなもの。乃木坂46の「インフルエンサー」はレコ大も獲ったし構わない。他はジャンル問わず「う~ん・・・」。島津亜矢の洋楽なんて誰が聞きたい?けん玉のギネス記録挑戦も、歌にとって邪魔でしかない。若手でも口パクと思しき歌手もいたし。今年の年末は、「年忘れにっぽんの歌」を通しで見ているかもしれない。

 

 

※本ブログでは、すべて敬称略とさせていただきます。