かつて、国民的美少女として人気を博したゴクミこと後藤久美子に続けとばかり、「第2のゴクミ」と呼ばれたアイドルがいた。坂上香織だ。
目鼻立ちの整った幼さの残る少女。長崎から上京した彼女は、CM出演、ドラマデビューと立て続けに仕事をこなし、1987年にはNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の出演を果たした。翌88年、彼女の歌手デビュー作となったのが「レースのカーディガン」だった。
夏が終わり、やや陽光も和らぐ頃、別れの秋がやってくる。少年と少女の”背伸びした”恋にも終わりがくる。たしか、日曜夜の「キテレツ大百科」のエンディングテーマだったろうか、なぜ子ども向けアニメで採用されたか意図は不明だが、思春期入口の僕には沁みる歌だった。
松本隆、来生たかおという制作陣の手によるこの作品に、「第2のゴクミ」こと坂上香織の歌手デビューとなれば、売れない要素を見つける方が難しいだろう。オリコンでは7位を記録した。
しかし、早咲きの彼女がスポットライトを浴びた期間は長くなかった。19歳にしてヌードまで披露した彼女の今は、どうなったのだろう。バブル再来の今、彼女のことがふと頭をよぎる。
「レースのカーディガン」
昭和歌謡好きなあなたに贈りたい。
※本ブログでは、すべて敬称略とさせていただきます。