9月某日。
新宿某所に、なんら共通点のない50人の大人達が集まった。
会場に着くと、
「ガムテープにニックネームを書いて胸に貼って下さい」
と伝えられ、3つのテーブルに割り振られる。
スクリーンには、
「ダイバーシティ富士登山決起集会」
と表示されていた。(ような記憶がある)
顔見知りが数人。
ほとんどが初対面の人達だ。
若くて可愛いギャルっぽい女の子も入れば、
真面目で大人しそうな主婦っぽい人もいる。
スーツを着ているいかついおっちゃんもいれば、
イケメンでお洒落な感じの若いサラリーマンもいる。
手話で会話をしているカップルもいれば。
会社の先輩、後輩みたいな男女もいる。
左手に白い杖を握りしめ、椅子に座っているムキムキマンがいたり、
見事な太鼓腹と猪木ばりに顎が出ている社長もいる。
一見なんら共通項を見出だせない奇妙な集団だと
何も知らない人は思うに違いない。
事実、僕自身も、一体どんな会話をしていいか見当がつかなかった。
自己紹介はあるものの、その人の素性を計り知ることはとても難しいことだった。
いやむしろ不可能な程当たり障りなのない自己紹介がほとんどだった。
決起しているように演じることは出来ても、
登頂するという同じ目的を共有することは出来ても、
まだまだ気軽に話せないし、同じチームの仲間にそれほど興味も持てない。
決起集会といよりは、富士山ツアーの説明会といった印象が拭えない。
自分、ほんとに登れる?という不安で頭の中が一杯になり、
障がい者のサポートよりも、自分がサポートされないように、
どう事前準備したら良いかしか、考えられなかった。
障がい者も一緒に、50人で富士山登頂を目指す。
という趣旨に共感して参加したものの、
共に登るメンバーは、「他人」の域をでることはなかった。
登頂出来たら、嬉しいと純粋に思う。
達成感もあるだろう。
でも、それ以外にどんな感動を得られるのか。
その日、その答えを自分で導くことは出来なかった。
~絵本で世界を変えたい!~
“えびばで号の挑戦記”初めに...
ご訪問ありがとうございます。
2009年8月、「何か生きた証を残したい!」と、起業しました。
「列島絵本プロジェクト」やっています。
未来に残したい、人間や地域、企業や団体の物語を絵本にする。
そして、1人でも多くの人に伝えたい。
そんな想いで日々奮闘中。
世代・性別・人種・国家の境なく通用する
コミュニケションツールであり、
時代を超えて読み継がれる知的生産物。
これが絵本です。
作り手も、読み手も、皆がハッピーになれる絵本を、
一冊でも多く世に送り出す為に、人生を賭けて挑戦中。
根拠なき自信と、独断的な主観に基づいた内容が多々あるかと思いますが、お気に召さないようでしたら、
「この人はクレイジーなんだ」と、読み流すか、離脱して頂ければと思います。
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