私が勤めている会社はとても福利厚生が良い。

法的に強制で規程上は整っていても実際に使えないという事態が驚くほどなく、どれも実績が多数。

 

育休は最大3年間で取ることができて、業務復帰後も育休前の役職(管理職含む)で復帰でき、給与も元通り。

復帰したら責任ある仕事から外された・・・といった事例は0。

復帰後の時間短縮業務も男女ともに可能で、出勤時・退勤時に好きな割合で振り分けることができ、看護休暇も有給として子供1人につき数日分ついていて、分けて取ってOK。

 

メンタルを病んだ人も最大3年間休職できて、最初の1年間なんて給与の8割出る。

さらに、1年間通常どおり働き続けることができれば、また期間がリセットされて同じ待遇で休職できる。

 

また介護休暇も有給扱いで上限はあれど長期間で取得でき、子持ちと同様に時間短縮で働くことも可能。

 

すべての休暇に対して「取得するのが当たり前」という社内風潮があり、決してそれに対して当人を責める人間は表でも裏でもいない。

 

ここまではとても良い会社だと思うでしょ?

でもね、これには大きな穴がある。

休暇が取りやすく取得率は高いのに、それをカバーする人材は補充されない。

もしくは対応できる業務内容が限られるパートさんや派遣さんに限られるし、その要求も「お金がない」という理由でなかなか通らない。

そりゃ~そうだよね、いつか戻ってくる且ついつ戻ってくるか分からないという状況なんだから、がっつり正社員を雇えないよね。

 

それでも、みんなが「お互い様だから・・・」という理由で文句も言わず、大人しく遅番の連勤や残業、休日出勤をしている。

えらいね。

私は納得してないよ。

ま~それは心の中だけで、実際には言動にもあらわさず、しっかり文句も言わず周りに合わせて働いていますよ。

1人で晩酌する時にモヤモヤした気持ちを独り言で吐き出してすっきりしておくだけ。

 

なんでこんなに荒んでいるかというと「育休中に2人目を妊娠した同じ部署のメンバーが、5年間の育休取得後に辞め、さらに謝罪の言葉が一切なかった」という愚行を働いたから。

 

私のいる部署は相当大変なところで、繁忙期に至っては何10連勤したか記憶にないくらいだよ?

しかも三六協定に引っかかるって理由でフルで残業代請求できないし。

職場のみんなとともに、よく頑張っていると自分を褒めたい。

 

そんな中、妊娠中は仕事をセーブしてもらい残業ももちろんなし、

育休中は残業ができない且つ情報管理の関係から一定の業務しかお願いできないパートさんしか雇えず、

2人目できた時に手当をもらうため数か月だけ復帰した時も簡単な雑務しかお願いせず、

「おめでとう」の言葉と安くない出産祝いを2人分渡しましたよ。

もちろん、女優になりきり「おめでとう」の言葉は全力の祝福感あふれる言動とともに贈り、

妊娠中や出産後に言われたらうれしいであろう話題をたくさん降って、間違っても罪悪感などが芽生えないように気を使いましたよ。

 

それもこれも、復職してもらって、時間短縮ながらも頑張って働いてもらえると思っていたから。

なのに、結局辞めるのか~

「今までありがとう、寂しい」という言葉を演技をしながら言い、退職祝いも渡しましたよ、一応大人ですから。

 

せめて、育休・介休・休職のフォローをしている人間に給与1割増しといった制度が欲しい。

もしくはコンサルを雇って業務のアウトソーシングを導いてほしい。

フォロー業務が忙しくてぶっちゃけそんな改革をする余裕がないから、休みを取得した経験のある人間が責任をとって

その改革してほしいんだけど。

 

そもそも、「お互い様」っていうけどさ。

私は子供を産めません。よって、育休などは取得しません。

取るとしたら、病気による休職と介護休暇。

だけど取るかは未定。

 

子供を産んだ人は介護休暇取らないの?病気休暇取らないの?取るよね?

なんだったら看護休暇だとか時間短縮といった恩恵を追加で受けてるよね?

だったら「お互い様」の理論は通用しないよね。

なのにフォローするのが当たり前なの?

 

過去には給与の8割をもらえる状態で1年おきに休職を取る上司もいた。

その上司にいたっては、仕事に復帰中のメンタルの薬を飲んでるせい、とか言って仕事中寝てたうえに、

まともな仕事もできないのに、降格もせず、居座り続けたからね。

大事な会議中に寝てしまったり、大切な書類データを誤って消したりされて、そのフォローで直属の部下である私や同じ部署のメンバーがどれだけ苦労したことか・・・

 

パートさん以下の仕事ぶりで私の倍くらい給与もらって、休職中も私より給与もらってた。

そもそも、休職前から仕事ができなさ過ぎて、異例中の異例で、隣の部署の同じ立ち位置の人に手伝ってもらってたんだよ。

なんであんなアホに病院も診断書出すの?

社内の飲み会には積極的に参加して、ガバガバお酒飲んでたし、趣味のキャンプにもめちゃめちゃ頻繁に行ってたよ。

仕事しないのに。

 

流石に多忙な我が部署でお荷物具合が半端なかったので、隣の部署の上司が数年かけて頑張って上を説得してくれて、異動してもらった。

異動する時に挨拶の言葉で驚いたのが「〇〇さん(←私の名前)は私が責任をもって育てました。安心して任せられます。」だからね。

あの時、笑顔で部下らしく振舞えた自分、我ながら素晴らしい。

私を指導してくださったのは隣の部署の方でした。その方は後でちょろっと愚痴ってた。笑

 

世の中、休まざるを得ない人の気持ちを大切に・・・って意見が横行しているけど、休む人がそのフォローをする人の気持ちをおざなりにして良いってことじゃないよね?

中段で改革を~とか書いちゃったけど、通常業務・育児・介護・自身の病気を対処しながら制度を変えるような改革を起こせるほど有能な人ってそんなにいないと思う。

私だってそこまでの能力はないと思う。

 

だからせめて、「ありがとう」という言葉と同じだけ「ごめんなさい」を言ってよ。

ちゃんと90度に腰まげて言ってよ。あなたの穴は自動的に埋まるわけではないじゃないし、戻ってくる場所も必死になって周りが守っている。

それに対して何も文句を言わずに気を遣ってくれている人もいるんだよ。

謝ってくれれば、こっちは思ってなくても「そんなことない、大丈夫だよ。気にしないで。」ってちゃんと言うから。