「日本人って中国に対してどう思ってるの?いじめられない?」

「南京大虐殺のことってちゃんと勉強するの?」


こんな質問をひっきりなしに浴びせかけられたのは久しぶりのことだ。

日本でなら繊細な問題として避けられるか、良くて‘恐る恐る’切り出される話題を、親戚の男の子に始まり、知り合いのおじいちゃん、更には初対面の女の子にまでいきなり持ち出されては、こっちがたじろいでしまう。

反日デモの報道がなされていないとはいえ、国連常任理事国入りへの反発は強く、ネット上での不買運動の呼びかけも盛り上がっていたという。

デモに行って騒ぎを起こす人は一部だとはいえ、国民の大半が、肯定的であろうが否定的であろうが、隣国の動きに関心を持っていることは確かだ。

国の未来に関わる世界の動き。

視点に柔軟性があるか否かを別にすれば、関心や意識をもつことの影響力を考えさせられる。

願わくばそれが外から植えつけられた愛国心から発するものでなく、内から自然と湧き出る自国への尊敬が生むものであってほしいものだが。


その初対面の女の子は、シリアスな話をする反面、日本の歌手や漫画についても良く知っていた。

「中国人男性と日本人女性はもっとも相性が良い」とされているらしく、男の子たちは日本の女の子と知り合いたくてたまらないらしい。(もっとも日本女性が「謙虚でおしとやか~」なイメージ通りだとすれば、だけど)


私から見ても、日本という国は、文化、ひと、言語、どの面をとっても特殊で興味深い存在である。

その近現代史から学ぶことも多いはず。強みにできる教訓を自国の指導者がなおざりにしてるとはもったいない話だ。


今両国にとって大切なことはなにか。しっかりと見極めていきたい。
中国側が過去への執着をある程度和らげる意味でも、日本側が誠意を込めた対応をするという意味でも、共に一歩譲って過去を清算しなければ、ほんとうの意味で手を取り合って先へ進むことはできない。

日中には乗り越えてほしい壁がある。

私を育ててくれた、大切な祖国たちだから。


もっと書きたいことがあったのに帰国して頭が大幅に弱っているらしく、エンジンがかかりません。

来週は母校で高校3年生の礼拝を任されているというのに原稿はまだまだという情けない状態。

机の上は一種のカオスです。頭の中もカオスです。

日本にいられる時間も、あと2ヶ月もないかもしれないのに・・・!