ある人にとっては9連休の夏休みも今日で終わりました。

帰省、旅行疲れ出てませんか。

 

また8/15は、80年目の終戦記念日・・・

80年間日本は、平和でした。

この当たり前の平和が世界中にありますようにと祈ります。

 

 

さて、50年前のアナログFM/AMチューナーをハードオフで廃棄される前に救い出してきました。

 

 

ところが、チューニングの際の異音を調整しようとして、

基板のバリコンのプーリー軸を少しズラしたところ、ギアとストッパーが外れてしましました。

 

 

この外れた部品を元に戻す努力をしたのですが、非常に面倒で一度は投げ出しました。

 

 

暫く、時間をおいてようやくまたやる気が出たので再度挑戦です。

 

 

50年前の受信機は(オーディオだけでなくラジオも)、こんな感じで

糸を張ってバリコンを回し周波数を調整する仕組みでした。

(写真では、ちょっと糸が見にくいのですが)

 

このチューナーは、バリコンの回転軸を減速するためのギアが付いています。

(バリコンの根元の軸部の箱の部分)

 

同調ツマミには、大きなフライホイールが付いていて滑らかな回転になるようにされています。

 

糸の途中に周波数スケール上で指針となる(LED)を取付ています。

(糸に赤い接着剤?らしきもので固定している部分)

 

このYAMAHAのチューナーで面白いのは、周波数表示スケールを均一に照らす照明用のアクリル板の構造です。

 

透明なアクリル板がスケール全体に掛かっていて、左右1個づつのランプで

照らすのですが、アクリルの端が波打っています。 

 

 

チューニングは、こんな超アナログな方法でした。

 

 

しかし、糸をはって周波数を合わせるのは、結構面倒でバリコンの最大値と最小値でスケールのどの位置で合わせるのか、糸で張って回すのでだいぶスケールより余分に移動してしまいます。

 

当時、ラジオなどの受信機を作る場合

最終調整では、SG(シグナルジェネレータ)等の発振器を使って指針位置を調整するのでしょうが、SGは高価で持てませんでした。

 

 

そこで、周波数がはっきりわかる局の位置に指針を持っていきそこで糸に固定する方法をとっていた様に思います。

  

このチューナの減速ギアの取付の注意点です

1)両端に爪の出たロック板、もう一枚の中間に入る板そしてギアを糸の掛かったプーリー軸に入れます。

 

2) この時、プーリー軸が楕円形で上記の3点も楕円形の穴が空いていますのでそれに合うように軸を挿入しなければいけません。

 

3) バリコンは全閉か、全開にし更に同調指針を76Mか90Mにしておく必要があります。

 

この事を何度か組立を繰り返してほぼ、問題ない指針位置にすることが出来ました。

 

実際に受信してみると こんな感じです。

 

 

(FMアンテナ端子について)

 

このFM/AMチューナーのT-5のアンテナ端子は、

同軸用のFMアンテナ75Ω端子と並行フィーダー300Ω用の二つがあります。

 

75Ω端子は、TV用のアンテナプラグでOKと思ったのですが・・・

 

これが、じつは簡単に手に入らない形式のモノでした。

形式的には、テレビのアンテナプラグとよく似ているのですが、

外形径が少し小さい、心線の部分の径が少し大きい様な形状です。

 

T-5取説を確認すると、アンテナプラグの作り方が載っていました。

 

このプラグの正式な名前がわからないのですが、

Amazonで探してみると

PAL型ということでF型との変換コネクターが販売されていました。

 

 

 

テレビでPAL規格といえば、ヨーロッパの規格です。

 

最近のテレビやレコーダーはほぼF型コネクターになっていると思います。

 

どうして、50年前 YAMAHA はPAL型のコネクターにしたのでしょうか?

 

オーディオ機器としてヨーロッパ向けの輸出を考えてのことだったんでしょうか

 

 

調べてみると、現在のAVアンプでもPAL型のアンテナ端子を付けている機器もあるようです。 ちょっと見た目には、簡単に見分けが付きません。

 

 

(AM受信について)

 

AM受信用として元々は、ループアンテナが付属しているのですが、この救出した

T-5 には付属していませんでした。

 

そこで後日ハードオフに行った折、探してみると・・・

 

沢山有りました。

 

 

T-5の正規の付属品は、無かったので同じようなモノを購入してきました。

 

これで220円  (本体より高額です) ためらいますね。 笑い・・

 

 

当然、アンテナを繋がないとまるで受信できませんが、下の写真の様に

アンテナを付けると

 

我家でもしっかり受信出来ました。

 

 

 

この50年前のエントリー機種であるT-5ですが、FM受信性能はとても優れていて今のFM受信機より良いかもしれません。

 

当時は、FM放送で音楽を聴きそれをカセットテープなどに録音することが当たり前の時代でした。 その為、エントリー機器でもそれなりの性能であったようです。

 

 

ですから、今FM放送を聴いても、FMの音質とセパレーションは素晴らしいです。

 

 

分解してケースを利用しようと考えていましたが、やはり残しておくべき一品なんでしょう。

 

 

 

本日もご覧頂き有難うございました。