"HAKONE"です。
旧箱根丸と言えば、日本郵船最初の新造コンテナ船で有名で、
名古屋港に初めて入港したコンテナ船も箱根丸です。
現在の"HAKONE"は何代目になるのでしょうか。
初代箱根丸は1968年8月、三菱神戸で竣工。もう40年近く前なので
今はもう現存していないのでしょう。
1972年発行の海運雑誌を見ると、当時の日本郵船の常務の方の話として
箱根丸と言う名前の命名の理由が書いてありました。
「コンテナは箱だから"HA"で始まる名前にしようということで箱根丸になった」
と書いてあります。
しかし"HA"で始まるものが少なくなってきたので（箱崎丸、早川丸、博多丸など）"H"だけにして
穂高丸などが誕生したそうです。
そして"H"で始まる地名がなくなり、次に竣工する本船がニューヨーク、欧州航路用で
今までのより少し早い船なので"H"の次の"K"にした（鎌倉丸、黒部丸、木曽丸など）と
書いてあります。
結構面白いネーミングの仕方です。
M/V"HAKONE" ex HAKONE MARU(箱根丸）
BUILD:1983
FLAG:PANAMA
LOA:211.6m
BEAM:32.21m
DRAFT:11.6m
DWT:29133t
GWT:35309t
CAPACITY:2096teu(MAX)
REEFER PLUG:348teu
MAX SPEED:20.9kn
BUILDER:Mitsubishi Heavy Industries Ltd Kobe, Japan
OWNER:Mitsubishi Logistics
OPERATOR:NIPPON YUSEN KAISHA
撮影日：2007年7月12日（木）
PHOTO:風間遊介(ever_gifted)