彩です!こんばんは
今日は、昨日ご紹介した「槌目リング」の制作日記です。
槌目リングはお届けしたお客様にも喜んでいただけて、他の方からもとっても好評で、ほくほく気分の私です♡
石を埋め込んだものが特に素敵で、「これいい!」って私もテンションあがってました!笑
制作日記はかなり長くなるので、ざっと見たい方は動画↓の方がいいかも。。
説明付きでじっくり見たい方は、下記からぜひご覧いただければ嬉しいです♡
さて!まずは1本のK10の地金を用意。
今回は母娘でお揃いのものだったので、1本になっているものを仕入れて、それを4つにカットしたい。。。!と思って1本で仕入れました。
同じものから誕生したという歴史が欲しい、、という私の地味なこだわりです。笑
(最初に写真を撮り忘れて、既に1つカットしてしまいましたが。。。;;)
そして、それを4本にカット。
幅が2mmあるとK10はめちゃくちゃ硬いので、加工前に火でなまして(あぶって)、地金を柔らかくします。
木槌で叩いて、地金をまっすぐに。
ヤットコで輪っかにしていきます。
かなり硬いです。。
K10の地金から作るリングは、私の場合、この太さが限界な感じです。笑
リングの形に。(この時点ではいびつな丸で全然OKです)
次は溶接前の下準備。
両端をくっつけただけだと、こんな感じで隙間があるので。。。
糸鋸をヤスリ代わりに使って、すり合わせていきます。
(ヤスリがけをしてもいいのですが、こっちの方が早いです。)
そうすると、こんな感じに地金の両端がピタッと合わさります。
横から見てもピッタリに。この「すり合わせ」がすごく大事です。
いざ、溶接作業へ。。
「フラックス」というものを塗って、ちょっと火をあてます。
溶接に必要な「ロー」材を、必要分カット。
これも同じK10なんですけど、リングのK10よりも融点が低いものです。
「ロー」を、先ほどすり合わせた部分に置いて、火をあてていきます。
ゴーっと火をあてていると、融点の低いローだけ溶けて、さっきのすり合わせた部分に流れ込みます。
先ほどの「フラックス」を最初に塗ることで、ローがきれいに流れてくれます♪
こんな感じで、きちんと全体に流れていれば、溶接完了です!
4本の溶接が完了!
「芯金(しんがね)」にリングを入れて、木槌で叩きます。
そうすると、しっかり輪になります^^
先ほど溶接した部分の、はみ出した余分なローを削って、、、
求めているサイズが出ているかを確認。
槌目を打つときにサイズが大きくなっていくので、それを見越して、完成サイズよりも小さめです。
(これは最終的に11号になります。)
どのくらい小さくするかは、素材や、槌目を打つ力加減、サイズ、地金の太さなどなど、、、
いろんな要素で変わってくるので、何回か作ってみると、だんだんわかってくると思います^^
サイズがOKだったら、槌目を打つ下処理で、表側もヤスリできれいにしていきます。
表も、裏も、きれいになりました^^
再度、芯金に入れて、今度は槌目の模様を、打ちつけていきます。
ひと打ち、ひと打ち。。。
1周ぐるっと模様をつけていきます。
そして完成!サイズもジャスト!素晴らしい~!笑
リングの内側に、素材と、お店の「ever.」刻印を入れていきます。
しっかり入りました^^
だいぶ長くなってしまったので、石留めは明日に続きます!
※フルオーダーは再開予定がございません。
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(金相場上昇により価格と仕様を見直すため、一時的にすべての商品を削除しています)
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