ソリンドラはどこへ? | E爺が再エネで起業「太陽と風と緑の大地と共に」

E爺が再エネで起業「太陽と風と緑の大地と共に」

太陽の恵みを分かち合う循環会社を目指す。
Ever-Greening

今の会社に入ってことある毎に太陽光発電事業への参入を提案したが、なかなか聞く耳を持ってもらえなかった。


最初に提案書を書いたのは21世紀になった頃で、確かに、その当時は分譲マンションの屋上を借りて太陽光パネルを取り付けるなどという話は絵空事のようなもので、そんなことより目の前の仕事をやれと、けんもほろろに駄目を出された。

丁度、ドイツがFITを開始したころで、ドイツの写真を見ては、日本もこうなるに違いないと思っていた。

不動産資格を取って、ビルの屋上に特化した賃貸取引を仲介する仕事をしようかとも思った。


しかしながら、実際に採算性があるかといわれると、厳しい時代だったので上司の言うことも無理からぬことだった。

その上司は、親会社からの出向だったので2年ほどで戻っていった。


月日は流れて、相変わらずE爺は太陽光の夢を忘れられず、コツコツと一人で情報を集めていた。

個人的には、安い土地があったら見に行って、手に入れる努力を続けていた。

まもなく日本でもFITが始まるということで、今度こそという思いで改めて提案書をつくり、ソーラーフロンティア製のCIS化合物の太陽電池が良いと考え新社長に提案した。

日陰にも強い、高温にも強い、塩害にも強い、でもちょっと出力が少ない。極めつけは再利用ができる。

産業廃棄物になるシリコン系に比べて優位性が非常に高いと考えた。


新社長は、以前出向していた上司が定年になって社長として帰ってきていた。最初は今頃太陽光なんて遅すぎる。人に家の屋根に上がって落ちたらどうするなどと取り合ってくれなかったが、ドイツのFITが日本でも開始されること、民家ではなくビルの屋上や地上の遊休地に置く産業用なのだと説明すると批判的は声はなくなった。

その年の会社の業績はバブルに沸きかえり平年の10倍の純利益が出ることが予想され、何億円もの税金はらうことが想定されていた。

エネ革税制で対象の資産が即時償却により節税になることも説明した。


ある日、社長に呼ばれていってみると、ソリンドラという会社の製品を知っているかと聞かれた。

知らないと答えると、説明会があるから行って来いといわれた。


<<続く>>