イベントBIBLE(制作編)No.4 | 名古屋のイベントコンシェルジュによる企画制作日記

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イベントコンシェルジュとして、様々なイベント企画制作のご相談を受けて全国を飛び回る日々のお話し

今日はタレントブッキングであるトラブルに巻き込まれました。

よって

今日は少し関連したお話を・・・。


【イベントBIBLE(制作編)No.4】
イベントBIBLE

『提案会社をとばして直接交渉はご法度です』


タレントさんを直接交渉するのは、実は意外とリスクを背負うことになります。

今の時代、インターネットで所属事務所を見つけ出すことは簡単です。


しかし、

得策とは言えません。


タレント手配の経験があり、出演契約後の様々な確認及び手配事項が全て行えるなら問題ありませんが、経験が無い場合は、開催日が近づくにつれて色々と難問に遭遇することになります。

(だから我社みたいな会社が中間に入るとスムーズなのです)


たまに、こんなケースも・・・。


制作会社からタレント案を提案させ、その中から気に入ったタレントさんを、別の制作会社さんに相談する。

更には

気に入ったタレントさんを、その後直接所属事務所に問い合わせをして契約しようとする。


これ


主催者にとっては最悪な状況になります。


我々は全くお付き合いのないタレントさんは基本的には提案しません。

提案の際は、条件が変更されていないか、スケジュールも含めて一報を入れています。


タレントさんサイドも、我々とのお付き合いを大切にしてくれます。

(この業界は、義理や筋道を重視している世界です)


そんな中


提案後に直接所属事務所に主催者が連絡を入れると、事務所側としては「・・・??」となります。


そして


当初から提案していた制作会社を通すように話は戻されます。


裏では


所属事務所から提案していた制作会社へも報告が入ります。


こうなると、皆イヤな雰囲気になります。

(場合によっては出演が白紙になるケースもございます。)


とばされた制作会社は・・・(怒!!)


また、全く最初から直接交渉をしたとしても、所属事務所サイドは、その地区の好意にしている制作会社に、その問い合わせしてきた会社のことを聞くために連絡をします。

(我社にもこのような連絡はよく入ります。)


情報はかなり行き交います。


主催者さんは、直接交渉した方が、制作会社の中間マージンがなく費用的に安くなると思っているようですが、実際は違うケースがほとんどです。

(今までの経験上、一見さんは意外と高い買い物になっています。)


地元の制作会社さんに、予算など要望を正直に話して、誠意ある出演交渉をお願いした方が、一番良いと思います。

(タレント手配の実績経験が無い制作会社では駄目ですよ。)


皆さん気をつけて下さいね。