最近、新古今集を手に入れまして。何気なく見ていたら。

「月影」に、どうやら「月の光がさす様子」というニュアンスがあるようなのです。まだ1首ごとにちゃんと確認していないのですが、なんとなくそんな雰囲気です。


だけど、紫式部の「めぐりあいて~」のうたは、月の光がさす様子は歌われていません。むしろ、あっという間に雲間に陰る月……と言ってるのですよね。帰っていくお友達を月になぞらえているので、月が顔を出しての そこらを照らしていたらおかしいのです。

つまり、紫式部のうたの「月影」と他の歌人の使う「月影」はニュアンスが異なるわけで…………。

「月影」に「月の光が照らす様子」という意味があるのなら、それはいつ頃からそのように使われ出したのか、調べなくちゃいけませんね。

八代集の「月影」を見ていけばいいんでしょうけど……うん、大変よね……