最近小説を書くことに行き詰まりを感じて、幅広いジャンルの作品を読んだ方が良いだろうと思いまして。

超古いものだと『古今和歌集』『伊勢物語』(やっぱり業平の詠む和歌は好きだわ~)、それから近頃俄かに注目を集めている、石原慎太郎都知事の若かりし頃の作品をば……。

読んで吃驚。

散々ネットで酷評されてたからどんな酷い作品かと思ったら、ちゃんとした作品じゃないですか!

政治家としての作者は嫌いですが、作品は結構好きな部類かもしれないですね。


例の障子を破るシーンもどんな狂気に満ちた場面かと思ったら……淡々とした描写であっさりと。

あっさりと言葉を並べて表現しているからこそ、若者の内に潜む狂気・ぞっとするほど貪欲な快楽への欲求が浮かび上がるのでしょう。

これを仰々しく派手に書きたてたら、それこそ下品でえげつないものになり下がるでしょう。

……やっぱり、寧ろ、巧いんじゃないかなぁ、と思います……。

頭の良い人だというのが、ものすごく解ります。

やっぱり作家はこうでなくてはいけないんですね(苦笑)


まぁ、当時はこれを文学って言ったばかりにそりゃ物議を醸したでしょう。

……現代だとそこまででもない気がします……。

エログロナンセンス、一杯満ちてます。


それでもやっぱり。

……このお方は、いちいち「やりすぎ」なんですよね。

自分が「よし!」と思う6,7割のトコで止めとけばいいのに……。


それよりもなによりも、図書館で借りて読んだのですが、ひどい乱丁でした(笑)

同じ丁が二つ並んでました、びっくり(笑)