8月上旬に,英語教育の講演会に参加してきました。
金谷憲先生は,前回参加させていただいたときと同様,
古今亭志ん生のような軽妙洒脱な語り口。
若干ズレた質問を受けても,
本質を踏まえつつ,茶目っ気たっぷりの応答。
ユーモアに溢れた,
深い見識と経験に裏打ちされた上質な英語教育漫談[落語]でした。
(失礼をお許しください。)
以下に,その他の先生方のお話のなかで,
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(再): 再確認できたこと
(新): 新しく知り得たこと
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などをメモします。
(新)-
新しい指導法に対する保護者の疑問や不安には,
生徒たちの成長ぶりを見せることが一番。
たとえば,3分で100 words書ける,また,
積極的に英語を話し続けることができるようになった姿を見せる。
(新)-
授業で毎回3分間英作文させる。
英作文させて,1年間で1回くらいしか教員が添削しなくても,
いずれ,英作文の語数が増えるだけでなく,正確さも増してくる。
(再)-
「添削のパラドックス」
教員が頑張って添削すればするほど,
生徒のライティングのモチベーションがますます下がること。
(新)-
「添削のパラドックス」を回避する工夫
生徒が自分の英作文中で
添削を希望する個所のみを教員が添削する工夫。
英作文を書いたとき,生徒は教員に添削してほしいと思う箇所だけ
自らハイライトを付けるようにする。
そうすれば,上記の「添削のパラドックス」に陥ることがないだけでなく,
教員の労力も軽減される。
あくまで,教員はハイライトの箇所だけ添削する。
ハイライトをしていない箇所は,我慢して添削しない。
(新)-
徹底的に! "Fluency first, accuracy later!"
分からないところは分かるまで理解するのではなく,
分からないところが分かったぐらいの理解で良しとする。
(再)-
pair workで,なにごとも授業を展開してみる。
(再)-
グループワークを徐々に拡大する。2人組 → 4人組 → 6人組
(再)-
scanningのタスクは,学力の低い生徒の目と手を動かす仕掛けとなる。
(再)-
授業前の休み時間に,
生徒たちが自主的に音読する姿を引き出すための授業を考えてみる。
(再)-
「和文和訳」/「日本語変換力」で,英作文にトライする。
(再)-
生徒同士に添削させると,遠慮があって間違えを指摘しないことがある。
その場合,最初に,相手の英文を褒めるように指示すると,
そのあと,間違えた箇所を指摘しやすい雰囲気となる。
(再)-
ペアワークで,単に相手の話の聞き役だと,集中力に欠けるようになるので,
ときにはretellingさせる。
(再)-
OutputするためにInput/Intakeする
(再)-
生徒たちに音読させるためには,のちのち音読がいかに役立つかを
肌で感じさせなくてはならない。
(再)-
small talkを繰り返すと,同じような表現しかできないことに飽きて
[いらだちを感じて],新しい表現を覚えようとする。
(再)-
いずれにしても,寝る生徒がいるならば,
それは,授業に工夫が求められているサイン!!
