ティーチング・ポイントがテスティング・ポイントになるように、日頃の授業で教えたことを試験前にまとめて、定期試験を作るという話はよく耳にします。
しかし、定期試験をあらかじめ作り終えてから、新しい単元や試験範囲を始めるようにすることには次のようなメリットがあると考えます。
■ 出題問題や出題の意図が分かっているため、日頃の授業のティーチング・ポイントが明確になる。
■ 同じ科目を複数の教員で教えている場合、足並みを揃え易い。
■ 定期試験の出題内容が分かっているので、ペーパー試験に直接結びつかない新しい教授法を試すのにも、心理的な余裕がある。
たとえば、パラグラフ・リーディングや、パラグラフ・ライティングが出題されると最初から決まっていれば、日頃の授業も、どのくらい細部にこだわればいいか、そのサジ加減が分かるので、ディスコース・マーカーや英文の要約指導により多くの時間が割ける。また、そうなると、進度にあくせくせずにペア(グループ)・ワークも実施しやすい。
前の定期試験の採点が終わる頃には、次の定期試験問題が完成しているのです。これもまた、大げさに言えば「コペルニクス的転回」ではないでしょうか?(笑)
