いじめの対応「振り子の振れ幅」 <似顔絵: 中川翔子さん、内藤大助さん> | 英語教師(英検1級取得・全国通訳案内士)!ウォーカーと歩く!

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<似顔絵イラスト/英語教育・学習/ホームルーム話材> - WEBサイト(http://walkerosawa.wix.com/osawawalker)の続きを書(描)いています。

英検の過去問です。(1級 2010年度第3回)

 

… While action to protect children in danger is understandable, Hertenstein (an associate professor of psychology at DePauw University) believes the pendulum has swung too far: some schools are instructing students to avoid physical contact with one another, and one mother reported that her 5-year-old was disciplined for hugging a friend.

 

学校全体が委縮して、腫れ物に触るように生徒同士が関わる人間関係であっていいはずはありません。

現代社会にあって「学校」は、かつてなく貴重で希少なコミュニケーションを学ぶ場所になっています。家の外では一言も声を発することなく買い物ができて、少子化の進む家庭内では昔と比べて交わされる言葉は多くありません。そのように人間関係が希薄な社会にあって、学校は、同じ年齢の人たちが、同じ時間に、同じ場所に集まって、さまざまな体験や思いを共有する空間なのです。ハグすることすら許されない空間であってはならないのは言うまでもありません。

 

しかし、一方で悪質な「いじめ」から生徒たちを「一刻の猶予もなく」守る必要もあります。

数年前に放映されたNHK「マイケル・サンデル白熱教室『15歳の君たちと学校のことを考える』」で、マイケル・サンデル教授、数十人の中学生、いじめ経験を持つタレント、教師経験者が議論をするという番組がありました。

詳細はうろ覚えですが、それまで加害者に対する厳格な対応を説いていたゲストの一人が、番組の最後の方になって、加害者にも事情があるといった議論のバランスに配慮した発言をしたとき、一瞬にして表情を硬くした中川翔子さんと内藤大助さんが、そのような悠長なことは決して言ってはいられないと間髪入れずに反論したことを記憶しています。被害者の尊厳と身の安全を守るために、悪質なケースに対する予定調和的な発言は許されない状況があるのは事実です。

 

解決策となる万能な妙案はないと思います。しかし、少なくとも、傍観者になることで加害者に加担する、もしくは、実質的に加害者の一人となってしまうことがあります。身体の接触に対する過剰な反応を避けるためにも、私たちには、行き過ぎた心身両面に対する悪意のある、または、無自覚な働きかけに対して、それに割って入る第三者の視線と行動が常に求められます。

 

中川翔子さん

内藤大助さん

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