この事件は多発する、元からいた住民、白人へのヘイトクライムの1つです。
事件のあったマンチェスター北にあるロッチデールはこの後も白人の青年を襲うヘイトクライム事件があり、そちらも別の機会に紹介します。
グレーター・マンチェスターにあるロッチデール(Rochdale)で2017年10月17日おぞましい事件が起き、その裁判がありました。
レイシスト移民20人が白人青年4人を襲撃して大けがを負わせ、うち一人は手首を切断された事件です。
ことの発端はHabibur Rahman(27)という家族が経営するレストランでマネージャーをしている男が、道路上での高齢女性の運転に腹を立てて彼女に対して罵ったことから始まりました。
たまたま通りかかった樹医(木のお医者さん)2人が仲介したことからRahmanと1人の樹医が喧嘩になりました。
これをRahmanは自分のテリトリー内での無礼な行為とみなし、すぐに仕返しをすると決めました。
兄であるZillur Rahmanはギャング仲間を招集して襲撃の準備をしました。その数20人です。
彼らは、斧、ナイフ、マチェーテ、クローハンマー、ナックルダスター(拳にはめて打撃力を強化するための武器)で武装して集合しました。
左から Habibur Rahman(27) Zillur Rahman(29)
Rahmanは戻る2人の樹医の後をつけ仕事現場を突き止め、合計4人の樹医が片付けて帰ろうとするところを車で塞いで逃げられないようにしました。そして攻撃が始まりました。
Rahmanは取り調べで4人の樹医から人種差別の脅迫をされたと言いましたが、裁判ででたらめな嘘とされました。
事実は、Rahmanが4人の樹医に対して ‘white bastards’と言ったのです。
襲撃者のうちの1人Mohammed Awais Sajidは 'Skinny'と呼ばれた男で、斧で武装していました。
彼は車でやってきて武器をウエストバンドに隠し、仲裁していたとみられる一番若い樹医に突如素早い連続攻撃を仕掛けたのです。
名前が公表されていない当時18歳のその被害者の樹医は、最初に胸を攻撃され肋骨が砕けて肺が潰されました。
2度目の攻撃でSajidは破壊力を高めるために腕を360度回して頭を狙いました。
被害者は血が滴り朦朧とする中体を回転して逃げようとしました。そして斧から頭を守ろうと手を上げたところ斧で手首を切断されました。
この恐ろしい襲撃は樹医の1人がチェーンソーのエンジンをかけて威嚇したことで終わりました。
被害者の1人は近くの介護センターに逃げ込み救急要請をしました。
18歳の樹医は空輸され救命手術を受けました。
2年間のうちに5回の手術を受けて手首が部分的に繋がりましたが、6割しか動きは回復できないだろうということです。(写真下)
Mohammed Awais Sajidは18年の刑務所行きとなりましたが、先の裁判で既に殺人未遂では無罪となっています。
Habibur Rahman(27)はナックルダスターを使って1人の顔面を殴り鼻を骨折させました。
彼は4年半の刑務所行きです。
兄のZillur Rahman(29)は3年の刑務所行き、Arsan Ali(23)は4年の刑務所行きとなりました。
この件で2018年1月に12人が逮捕されましたが、9人は後に釈放されました。
Potter判事は、2度の裁判を通して、証拠提出を拒否し続け、良心の呵責の片鱗も見られなかったと述べました。
警察はMohammed Awais Sajidの写真を公表しません。
ヘイト・クライムの通報を奨励するイギリス警察のキャンペーン動画。可哀想な移民 vs 悪い白人、という図式が鮮明にでている。こういう雰囲気で、移民の集団レイプ事件が長らく捜査されなかったのが判るような気がしますねhttps://t.co/c5H1gBiyTx
— 北欧の理想と現実 (@yasemete) October 21, 2019