昨日の記事で触れましたが、アメブロからのお客様の御相談を受けた話しです。
パーティードレスのオーダー、とても楽しくデザインのお打ち合わせをさせて頂きました。完成が楽しみです。
次に、訪問着用の立派な袋帯を出されました。
帯は、芯を取れば柔らかくなる布もありますが、その帯は立派な刺繍がされていて全体的に堅~い布でしたので、無理に洋服にリメイクしても着心地は良いとは思えませんので、妥協案ではありましたが、袖のない洋服や、ビスチェタイプのワンピなどのお話しをさせて頂きました。
また、インテリアグッズも可能です。
しかし、それ以上に困ったことがありました。(私が個人的に困った。)
だって、いい帯なんですもの。
お客様は30代だと思いますが、その帯はまだこれから先にも和装として使えます。
「もう着物、着ません。」とお話しされていましたが、それは、分からないですね。
貧困なアイデアしか出なくて申し訳ないのですが、
「これだ!」というのが見つからず、お返ししてしまいました。
「今すぐリメイクを急がないで、もう少しお待ち下さい。」
和服としてお召しになる機会があるかも知れないですし、
もっとリメイクの良いアイデアが浮かぶかも知れませんね。
そこで、たまぢさんのブログ を読んで下さい。
本当はね、着物も帯も、和装で使ってもらうのが一番良いのです。
私の仕事は着物をリメイクすることです。You know? アハ?
毎日のように悩みますけど、
着物を着ましょう!と叫び続けるものの、説得力がなくて着物が朽ちてゆく。
そう、私なんか微力ですからね。
ひどい場合は、着物を捨てるに捨てられず持っていたまま自分の人生が終わって、
後に残った人に(合掌されることもなく)簡単に捨てられるという話も多いです。
ひどすぎる。
ですから、かつての日本のように着物美人で溢れる国に戻るかどうかを期待しながら、その間、着物リメイクで少しでもお役に立てればと考えるのです。
お蚕さんの気持ち。
職人さんの気持ち。(何十人も関わっています。)
一生懸命働いて買った人(持ち主さん)の気持ち。
そのお客様の帯の話ですが、いつか必ず答えが出ると思います。
まぁ、そうですね、私がしつこく「着物着ましょうよ。」って、お誘いしてそうですが。笑
実は、この秋から、
着物の着付けレッスンを企てています。だは~
講師は、私ではありません。
でも、お約束があります。
習ったら忘れないこと!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
つまり、着ないと忘れるので、習ったら絶対に着る人限定ですな。
教材を沢山買わされる学校とは違いますので、紐しか使いません。元祖な着付ね。