起きろーーーーっ!
目を覚ませーーーーっ!
って、箪笥に眠らされた着物を起こすのは・・・私だけじゃありません。
着物リメイクとは、
■「着物から洋服や小物に作り変える」仕事 これ、うちです。(‐^▽^‐)
■「寸法などを直して自分サイズにLOVE直す」仕事→着物として着用
■「長年眠らされて湿気により出来たシミを取る」仕事→着物として着用
■「この色からあの色に染め変える」仕事→着物として着用
などが代表てきぃ~
どうか、どうぞ、マジで御願い!だから起こしてあげて下さい!
ほら、涼しくなってきたし、来週は連休だしぃ!
そして、
一番いいのは着物として着るってこと。
着物で生まれて来たんだからね。
さすがに、じーちゃんの着物は私着れないわー。。
いや、それでも可能にしてくれる職人さんもいるんですよー。びっくりね。
私の読者さんやペタに何人かおられます。探して見てください。
あ、ギャグ~なコメントくれる方もね・・・笑
さて、今日の着物リメイクは・・・
上にあげた例にはございませんが、これは、着物を解いて洗ったままの布(洗い張り後の反物)でした。
りんずという光沢のある綺麗な布です。
ブラウスになりました。
ご家庭で、水洗いできるようにしてあります!ヾ(@°▽°@)ノ
昨日 ちょっと、寂しいことがありました。(ノ_-。)
何度か、画像をアップさせて頂いていた婚礼着物(振袖)は、お得意様のお預かりのものでした。
その方のお母様が婚礼でお召しになられたお着物です。
状態も最良です。今でも、花嫁さんが着れるお着物です。希少です。
だいぶ前の記事でも「解けないかも知れない」発言をしていた私は、
やっぱり解くことが出来ませんでした。
8月20日の「眠っていること=強い意志」という記事にも書きました。
個人的に大好きな作品でした。
昭和初期の染料だとか業だとか、何から何まで現代に存在しないもので
完成されたお着物でした。
二度と同じものを作れないだろうという・・・
マニア的な見方かも知れませんが、それを越えた感情がありました。
いよいよこのお着物を解く順番になってしまいました。
お客様に、素直に申し上げました。
(今どうしてもリメイクしたいわけでなかった)お客様は、私の話しをご理解下さいました。
こんなに想ってくれる人がいて良かったと。。。
どなたかがお召しになれるか、部屋に飾って愛でるか。して頂ければ嬉しいです。
100%ご要望にお答えしたいのですが、
気持ちが入らないと仕事が出来ない不器用な人間でもあります。
実は、このようなエブリン認定「重要文化財」でお返ししたのは二度目です。
私は、着物の専門知識が充分ではありませんから、知らずに本当の文化財にハサミを入れたことも当然
あったでしょう。難しいです。
本当に難しいです。
「好き」じゃないと出来ないこの仕事。また、「好き」だから出来ないときもある。
今は、ほっとしています。
そして、数ヶ月間私の傍にあった、あのお着物が帰ってしまって寂しいです。