本日、私いいことばかりの一日だったけど、

一部、極妻のような表現がありますこと、最初にお詫びします。m(u_u)m





今日は、アトリエからminako先生が来店しました。

週一回くらいの頻度ですが、いつもバタバタ&わさわさしてます。

まず、着物リメイク完成品の納入で伝票を書いたりなんなり。


出来具合を検品して、お客様のご希望に沿っているか

間違いはないか・・・などを話し合います。


その後、「解き洗い」処理が済んだ布とオーダーシートを

確認します。お客様の体系特徴やファッションの傾向を

報告しイメージを伝えます。

minako先生から縫製の詳細について更に追求があった

場合は、お客様にご連絡をして内容を煮詰めます。


私:「はい、これは急ぎです。嫌とは言わせませんよ。(*^o^*)」


なんてのも混ざります。

毎回ドサッと受注品を渡されること、わかっちゃいるけど、

冷や汗を流すminako先生。(゜д゜;)


先生:「わ、わかってる。アトリエのチーフにも言ってあるから。(;^_^A」


私も辛いですけど、頑張ってほしいです。

昨夜もたぶん徹夜だったかもなー。


「着物リメイクを売りたい」のではなく

お客様が楽しみにして下さっているから

とにかくアトリエの機能を充実させていかなくちゃ!


陶芸家じゃないけど、

ものづくりってのは修行が長くかかるんだよ。ってね。

「簡単に洋服を作って下さい。簡単なものでいいんです。」

という人がおりますが、

エブリンに「簡単な服」を作る人はいません。

まず、着物に失礼ですからね。


以前、某老舗呉服屋さんからの失礼なオファーがありました。

あえて不確かな方言で再現します。

「うちとこには、長いこと売れない反物在庫がぎょうさんあって

しみだらけやねん。困ってまうわー。

簡単なリメイク服、100枚頼んだら幾らにしてくれますか?」

と聞かれました。しかも冷たいメールで。メール苦手の宮川です。

「10,000枚頼んでくれてもやってあげませんよーだ!」

けっ!やるもんか!

思いだすたび悲しくなるね。

ほんまにあんた呉服業かい!どんな風に反物が出来てきたか

わかっとるんかい!なめたらあかんぜよ。




外部からも聞かれます。

「パートさんで多少の裁縫ができる人に依頼すればいいよ。」

はぁ?そんなことやっていいのですか?


着物の解きも洗いも基本的には私が、

あるいは私の側で出来る人にしか依頼しません。

「臭っ!ホコリっぽいの嫌!目が疲れる!」と

文句を言う人には頼みたくありません。



(だから遅いのだ)


というくらい真剣に取り組んでいるし、プロ意識が高いことに

感謝して決して焦ってはいけない!と見守ります。


でも凄く困っています。

納期がどんどこどんどこ伸びているから・・・

人材でなくて、人財を求めています。






チームワークが必要。議論も重要。


minako先生も私もお互いの距離を置いた方が良いと

感じた時期もそりゃーありました。

その時間にお互いのことを考えてあげられることが

ステップアップになったと想います。

よい仕事をしたいです。


着物に失礼のないように。

お客様に喜ばれるように。


さて、minako先生の来店日の様子に戻ります。

二階に上がって、お客様から預かった昭和十年代の着物を見て。


私:「この頃の着物の配色は、いつから消えたんでしょう。」


先生:「高度成長の頃、数ばかりにこだわったために

時間をかけた、純度の高い技術が減少したのね。

着物に限らず、丹精込めたものが減ったねー。」


私:「でもさ、現代の和柄プリントってこのあたりの真似が

多いですね。現代人も、やっぱりテカテカした着物よりも

こちらの方が豊かだと感じるのですね。

ずっと見ていたくなるねー。」


先生:「ねー。」



 

(おいっ!リメイクのデザイン考案するんじゃなかったのかい!)




私たち、いつもこうなります。

なんだろ、着物が大好きですよ。



さー、やること全部終わったかな?

途中でお客様来店あったから、漏れはないかな?

minako先生は、一秒でも早く帰って作りたい様子。

ん?何か催促されるのを恐れている?


私:「あ、そーだそーだ先生!」


先生:「え?ななによ!(;^_^A」


私:「ごめんなさいー!これ販売しちゃいましたので、

   納伝起こしてください!o(^▽^)o」


先生:「あ”---びっくりした!

     そう!嬉しい!≧(´▽`)≦良かったねー!」


2秒後・・・

minako先生、青くなる。


それを察知した私、

「はぁい(^-^)/すぐ追加を作らなきゃですねぇ。」


5秒後・・・

minako先生、はげる叫び  爆

笑うところじゃないんですが、おかしくて。。

それで、

先生:「んーー、○○様の今月んーーー、間に合うかぁなぁぁ?」


私:「聞こえない( ̄^ ̄)」


先生:発狂寸前!爆弾メラメラ

  「わかっとるわい!喧嘩売ってんのかっ!」

と、蚊のなくような声でおっしゃったかも知れません。f^_^;


店内には、50点以上のリメイク販売品が並んでいるのに

どれもこれも一点ものだから

売れてしまうと、先生 はげるんですねー。。。


注意:minako先生は女性です。and also ハゲません。





でもでも、想えば泣けるほど素敵な出来事ばかりです。

明日は雨らしく着物を洗えないです。