働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。 21 | 不毛かも知れない領域

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書評ブログをメインに記事を書いています。世界中で読み継がれている本・あまり知られていない本、数ある中から出会った素敵な本たちから大事なことを教わっています。

いわゆる大企業に運良く就職した僕は社会人になった。
あれから2年半が経つ。早いものだ。

就職してからブログを書かなくなった。
書かなくなったというより書けなくなった。

忙しい仕事に就き、朝から晩まで働く中で心の余裕がなくなったんだと思う。
それなりに充実して楽しかったが、自分に合わなかったので転職をする事に決めた。
僕の居た会社はいわゆるモチベーション2.0を象徴するような会社だ。
給料は良いのだがどうやら僕には合わなかった。

転職を機に一度仕事について考え直してみたいと思いこの本を手に取った。

本書にもあったが、
働く事で僕らは社会との
繋がりができ、自分の存在意義を確認できる。
これは仕事をしてみなければ分からない事のように思う。
肌で感じる事でしか得られない言葉だ。
少なくとも学生の僕は理解していなかった。

そういった意味で働く動機は単なる生きていく為のものではないと言い切れる。
内なる動機の中でも僕自身の事を言えば
上昇志向の動機よりもむしろ対人関係での動機が大きい事も分かった。

働き始めて「欲」が小さい事も認識した。
環境や世代的な事もあるがどうやらそうみたいだ。
(それでも車を買ったりはしているが・・)
生まれたときからある程度満たされていた。
欠如があるから欲望が生まれるという事を思えば
欲が小さいことは至極当然なのかも知れないが。
だからこそ自分の目標を自分で考えなくてはならないのだ。
それを楽しめる事は恵まれているし環境に感謝したい。
前進あるのみ。

何かをするという事は、必ず何かを目指すという事だ。

ここでは書かないが
自分にしかできない事や娯楽と趣味の違いなんかはなるほどなと思った。

本を読み、自分と向き合う余裕は大事にしたい。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。/ディスカヴァー・トゥエンティワン