年末ギリギリのある日…
母親は病院より美容院を優先した
美容院に行く前…
母親が美容院のオーナーさんに何か手土産を持って行くと言い出した…
いつも何か貰うらしく、お返しがしたいらしい。
え?今ごろ言う?
もう買いに行く時間なんて無いんですけど
じゃあ何を持って行くのかと思ったら…
冷蔵庫にある…いつ買ったか不明なリンゴを持って行くと言い出した
いや…中身どうなってるかも分からないのを渡すのは絶対に止めた方がいい
ちょうどその日の朝、知り合いから母親へのお見舞いに立派なリンゴを3個貰ったとこだったので、それをお裾分けしたら?と提案した。
3個まとめてラッピングもしてあったので、そのまま3個全部を渡してもいいのでは?と思ったのだが…
母親が悩みだした…
え?何を悩んでるんだ?
母親の悪い癖「ちょっとだけ欲しい」が発動した
母親は人の物を何でも欲しがる癖がある。
特に食べ物への執着が酷く…必ず「一口ちょうだい」と言ってくる。
または自分が一口食べた物を「あと食べておいて~」と無理矢理に食べさせようとするのだ
今回は3個全部あげるのは勿体ないと言い出した。
そう、立派なリンゴだから、一口食べたいのである。
いや…リンゴ買っても食べなくて何個も冷蔵庫に眠らせてるのは誰なんだ?
私「じゃあラッピングを外して、2個だけ持っていけば?」
母「2個だけなんて…少ない」
私「じゃあ3個全部あげたら?」
母「全部あげたら勿体ない」
この会話がループするだけだ
美容院の予約時間が迫っているのに時間に超ルーズな母親には焦る気配すらない
私がキレた
ハサミでラッピングを切り刻んだ。
何をするんだと母親が怒り出したが…
3個全部渡すのがダメなら、ラッピングは不要だ。
だからラッピングを外したのだ。
(腹が立ったから切り刻んだけど)
「そりゃ、そうだけど…」と言いながら不服そうな母親…
あとは好きにしろと、私は車を取りに行った。
自宅から車を持ってきて…母親を乗せた。
結局、母親は3個全部を渡す事にしたらしい。
少しだけ欲しい欲より、イイカッコしいの性格が勝ったようだ
そして3個のリンゴはレジ袋に入れられていた
3個全部渡すなら、ラッピングしたままで良かったのに…
本当に頑固な母親だ…
やっぱり大嫌いだ…