叙位叙勲って・・・故人がいただく受章のようだけど、御祝してもいいのか? | 叙勲額と記念品の専門店静美洞

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叙位叙勲(死亡叙勲)についてです。

 

大きく分けると 春の叙勲・褒章 秋の叙勲・褒章 高齢者叙勲 叙位叙勲死亡叙勲)があります。

 

また 警察官、消防官、消防団、自衛隊などに所属されていた方によっては『危険業務従事者叙勲

 

を受章していらっしゃいます。

 

今回は、この中の 『叙位叙勲死亡叙勲)』についてです。

 

勿論、御祝して差し上げてよいものだと思います。

 

受章までの流れとしては。。。。

 

①ご逝去日(通夜)・・・通常は元勤務先の方が申請手続きをされることが多いようですが、中にはご家族が手続きすることも・・・。

 

②ご逝去日から30日以内・・・閣議決定、上奏、天皇陛下御裁可

 

③閣議決定の翌日・・・官報・新聞紙上で、受章者公表。

 

(この公表があってから1〜3か月ほどで、位記・勲記と勲章が到着)

 

④本省または、自治体の栄典部署より、叙位叙勲の伝達がくる

 

⑤新盆(初盆)、一周忌・・・叙位叙勲のお披露目・ご報告を兼ねて、記念品を配る

 

という流れになります。

 

新聞発表があってから、お届けまでに結構かかっているので、本当に受章したのか半信半疑のご家族の方も多く、位記と勲記・勲章が届いてから額縁を注文される方もいらっしゃいます。

 

ただ、ご家族の皆様がご購入する意思がなければ、箪笥に保管してしまうことも多いようです。

 

実は、この叙位叙勲(死亡叙勲)とても名誉なことなのです!

 

国家や公共に功績・功労があって、表彰すべき人に対して、生前最後の日に遡って位記が授けられるものです。

 

位階の書かれた文書が『位記』になります。

 

通常、封筒に折り畳まれて入っているので、

 

位記額 魁

 

また、国家や公共に功績・功労があり、表彰すべき人に対して授与される章飾が『勲章』・この勲章とともに与えられる証書が『勲記』になります。

叙勲額・位記額 2点セット

 

位階と勲記・勲章を授かる方もいらっしゃれば、叙位のみをご受章される方もいらっしゃいますし、叙勲(勲記・勲章)のみをいただく方もいらっしゃいます。

 

ともあれ、死亡叙勲だからと言って、そのままにせず、せっかくですから、額縁にいれるなどして、お立ち寄りいただいた故人のご友人の方たちにお披露目して差し上げてください・・・。

 

私自身もこの職場に勤務するまで、「死亡叙勲」「叙位・叙勲」の知識は、まったくありませんでした。

 

こちらに勤務するようになって、初めて知りました。

 

これが正しいというものはありません。故人への供養のためにみなさんで御祝して差し上げるのが一番かな?とは思いますが。。。。

 

後は、ご家族の皆さんのお気持ち次第だと思います。