「優斗・・・」
「何ですか?」
「あの人が死んで、今日で1年になるわね。」
「そうですね」
「あの人・・・嫌だったから死んでよかったわ」
「・・・」
「ねぇ・・・私たち終わりにしない?」
「え!?なんで?」
「あなたに飽きたわ」
「飽きた!?」
「うん」
「・・・」
「じゃ、これでおしまい」
「嫌だ」
「ッ!?」
「俺は先生を大切にしてきたのに・・・
なのに、何でだよ!!」
優斗の思いが教官室に響いた。
「何で分からないの!!。
私はあなたが嫌いになったの!!」
杏先生は怒る。
「分かった!?。」
「もう出て行って」
と優斗を無理やり教官室から出した。
優斗は何も言わなかった
しかし、優斗は・・・教官室の窓ガラスを割り、
ドアの鍵を開け、教官室に入ってきた。
「何してるの!?」
杏先生は激怒した。
優斗はそれに対して何も言わなかった。
だけど、右手には生徒会長を殺した包丁を持っていた。
杏先生はびっくりして、何も言えなかった。
それを見た優斗は
「僕を怒らしたらこうなるんだー」
と言いながら先生めがけて走りだした。
先生はよけきれなかった。
グサッ!!
先生の腹に刺さる。内臓を貫通し、背中から包丁の先が見えた。
先生は背中を見た。そのときに口から血が滴り落ちてきた。
「真司を殺したのってあなた?」
先生は最後の力を振り絞って優斗に向かって言った。
それに対し、優斗は
「そうさ、あいつは俺が殺したのさ。」
「・・・」
先生は何も言わなかった。
でも、最後にこうささやいた
「・・・・・・・・」
ッ!!優斗はそれを聞いて驚いた。
先生はそれを最後に地面に倒れた。
死んでいた。