シンジ「あれ? そういえば綾波は?」
レイは朝から慌ただしくシンジたちより先に出て行った。
何か用事があるらしいのだが・・・・。
トウジ「綾波なら昨日忘れた宿題を職員室に持っていったみたいや」
シンジ「あはは・・・。」
シンジは苦笑いをした。
レイはアルミサエル戦で零号機とアルミサエルが融合してしまい、シンジを守るために押さえ込んで自爆した。
誰もがレイの死を覚悟した。
だが、奇跡的に生還した。 大怪我をして、しばらく学校にもこなかった。
彼女はこの事件以降少しずつだが、明るくなった。
シンジにはもちろん、トウジやヒカリにも優しくしてくれるようになった。
レイ「碇君、おはよう」
シンジ「あ、綾波 おはよう」
いつの間にかレイは教室に戻っていた。
ヒカリ「授業始まるわよ みんな席について 特に鈴原!!」
トウジ「なんでワシだけ名指しなんや」
ヒカリ「いいから! 早くつきなさい」
トウジ「そんなに怒ってばっかおると、ツノ生えてくるで~」
教室に先生が入ってきて、やっと収まった。
第三新東京市はひどい状態になってしまったが、こうしてまたみんなで学校に通えるのは、まさに奇跡である。
昼食の時間になると、シンジ、レイ、アスカ、ヒカリ、ケンスケ、トウジはいつも通り屋上で弁当を食べることにした。
トウジ「さーて、飯や飯 学校最大の楽しみやからなぁ~」
シンジ「トウジって昔からそれ言ってるよね」
トウジ「そりゃ、学校は飯のためにきてるようなもんやからな」
ヒカリ「もう、鈴原ってば! そんなこと言ってるとまたテストでひどい点数取るわよ」
アスカ「まぁまぁ、バカはほっときなさいよ」
みんなで会話をしながら楽しく弁当を食べた。
ずっとずっとこんな日々が続けばいいのにな。
レイ「ごちそうさま。 美味しかったわ」
レイは満足そうだ。 今日の弁当もシンジが作ったものである。
シンジ「そう言ってもらえると、作りがいがあるよ」
ケンスケ「よし、そろそろ戻ろうか」
アスカ「そうね 行こっか」
6人は立ち上がるとほぼ同時に、言葉を失った。
ウォォォォォーーーーン
第三新東京市に住んでいた頃、聞きなれたサイレンの音が鳴ったのだ。
アスカ「嘘・・・・でしょ?」