今日は僕がずっと好きなバンド「サカナクション」について書いてみたいと思います。
音楽って、そのときの気分や状況で聴く曲が変わるものだと思うんですが、サカナクションの音楽は、どんなときでも“不思議と馴染む”存在なんです。
電車の中、夜の街を歩いているとき、雨の降る午後のカフェ…どんな風景にもスッと溶け込んで、そこに“意味”を与えてくれる感じがします。
最初にハマったのは「アルクアラウンド」。
テンポのよさと独特な言葉選び、そして何より山口一郎さんの歌声が、なんだか心の奥に引っかかって。その後は「アイデンティティ」や「夜の踊り子」「新宝島」など、どんどん掘っていくうちに、気づけばライブ映像まで観るようになってました(笑)。
サカナクションの魅力って、一言では説明しづらいんですが、音楽と映像とコンセプトがすごくリンクしてるというか、“アートとして完成してる”んですよね。だけど決して気取ってない。
ライブの演出やMVを観ていると、「音楽をもっと自由に楽しんでいいんだ」って教えてもらってる気がします。
あと、サカナクションの曲って“夜”がすごく似合う。
仕事帰りにヘッドホンで聴く「ネイティブダンサー」や「ミュージック」は、まるでBGMのようにその日の疲れやもやもやを受け止めてくれて、「今日もよく頑張ったな」って言ってくれてる気がします。
最近よく聴いているのは「多分、風。」という曲。
繊細で透明感のあるメロディの中に、なんとも言えない“余白”があって、聴いている自分自身と向き合える時間をくれるんです。
歌詞もじっくり読むとすごく深くて、どんな風に生きていたいか、ふと立ち止まって考えさせられる。
こうして文章にしてみると、やっぱりサカナクションって僕にとって“考える音楽”なんだなと思います。
ポジティブなテンションをあげるための曲ではないかもしれないけど、内側に静かに火を灯してくれるような存在。だからこそ、日常の一部として、これからもずっと聴いていたい。
同世代の人で、もしまだ聴いたことがなかったら、ぜひ夜の帰り道に一曲だけでも再生してみてほしいです。
その瞬間の空気が、きっと少しだけ変わって見えるはず。
また好きな曲が増えたら、ここに書き綴っていこうと思います。
ではまた!