5月に入って以降、激化する太陽活動の影響で、連続して太陽フレアが発生し、地球の広い範囲でオーロラが見えたことが話題になりました。しかし、過去20年で最も強いとされた磁気嵐は、ほとんど被害を出さなかったようです。

 

海外メディア:The Strongest Solar Storm in 20 Years Did Little Damage↓

 

にもかかわらず、華麗にも美しいオーロラ・ショーだけが地球の広い範囲で観測された違和感に気が付いた人々は、どれくらいいただろうか。

 

↑北海道や青森でもオーロラが観測された。

 

現代文明が太陽活動により体験した破壊的災害

Facebookアカウントをお持ちの方は、今から7年前に私が公開した以下の記事を閲覧できると思います。

 

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0yN83zAqrePn16Xa9qShTTy5L9ATeHXLZ4pZT1RoaJHEPKoyXBfsTTguC1pALwcMql&id=100004552962464

 

今から7年前とは2017年で、当時の太陽は第24次活動周期の終盤にあたり、極少期と呼ばれる活動不活性の時期でした。フレア発生も稀な状況でしたが、既に2020年頃には、太陽は新たな活動周期に入ることが予測されていました。

 

Facebook記事から引用:私たちはスマホを片手に常にネットに繋がった日常を送っており、そのネットは電子機器で構成された基盤で成り立っています。2020年頃を境に、太陽は次の活動周期(第25活動期周期)に入ってゆくとされています。この先、私たちは、こうした太陽の動きにも意識を向けて行かなければならないかも知れません。引用:ここまで。

 

併せて、歴史が記録する太陽活動による影響で、現代文明が体験した最大級の実害を紹介しています。

 

Facebook記事から引用: 1989年3月6日にX15という巨大フレアが発生し、3月13日の午前2時44分(アメリカ合衆国東部標準時)に地球上で大規模な磁気嵐が発生し、カナダのハイドロ・ケベック電力公社が保有する電力ネットワークが破壊され、カナダ・ケベック州で約600万世帯を含む地域が停電しました。

 

ケベック州では、カナダ楯状地という電流が地中に流れにくい地質学上の特性が災いし、行き先を失った誘導電流が電気抵抗の低い送電ネットワークに流れ込み、大規模な停電に至りました。電源消失は9時間に及び、停電の完全復旧には、数ヶ月を要したとのことです。引用:ここまで。

 

参考:上記以外にも、規模の大きい太陽フレアとしては、以下の2点があります。

 

・1859年9月1日:X45 (キャリントン・イベント)

・2003年11月4日:X28

 

19世紀の1859年に発生したキャリントン・イベントと呼ばれるX45については、電力を使用するインフラが普及する前の時代であり、実害の記録は伝えられていません。

 

また、2003年のX28については、今世紀(21世紀)最大級とされており、既に地球規模でインターネット接続が展開されていましたが、実害等の影響は限定的だったとされています。

 

そして、迎えた2024年5月の磁気嵐でしたが、過去の太陽イベントと比較して、ここまでの地球規模でオーロラが発生するほどのレベルだったのかと、素人目線に思うところです。

 

新たなる都市伝説の創造

 

7年前の2017年時点で、2020年以降の太陽活動激化が予測されており、そこから2年を遡る2015年当時、アメリカはオバマ政権下で「国家宇宙天気行動計画」を策定しています。過去に太陽活動による大規模災害を経験している現代文明が、21世紀以降、何も分からずに地球規模のインターネットワークを築き上げたとは、到底、考えられません。

 

一定レベルの大規模磁気嵐に耐えうる産業インフラは既に構築済みで、少なくとも、電気的な災害を回避できる術は幾重にも重ねられており、それでもなお、脅威を主張するのであれば、それは、人間の都合による調和の乱れ以外、おそらくは何もないでしょう。

 

その意味では、ここ数年、太陽フレア発生を繰り返し警告してきた経緯と、今回、地球規模で見られた見事なオーロラ・ショーは、「強者どもが夢の跡」だった可能性があります。

 

記憶力の優れた方ならば、感染症騒動の渦中にあった2020年の秋に、オーロラのような謎の発光現象が報道されていたのを覚えていることと思います。

 

2020年11月27日:千葉の空が紫色に!意外な理由

 

Purple haze! Swedish town is shocked when sky keeps turning bizarre colour at night (and tomato crops are to blame)

機械翻訳:パープルヘイズ! 夜になると空が奇妙な色に変わり続け、スウェーデンの町がショックを受ける(トマト作物のせいだ)

 

 

 

上記2件のニュース記事は、オーロラではなく、トマト栽培用の照明施設の影響として報道されていたようですが、SNS界隈では、千葉県とスウェーデンで同じくトマト栽培がオーロラ級の発光現象を起こすものかとトレンドになっていました。おそらくですが、このトマト発光現象も、華麗なるオーロラ・ショーも、発生の経緯は同じだったかも知れません。

 

既に、過去の記事でも触れていますが、1978年に環境改変技術敵対的使用禁止条約が締結された時点で、私たちの現代文明は、既に太陽エネルギーを制御できる術を持っていたと思われます。

 

それでも、第25次活動周期の太陽エネルギーは、当初の予想を遥かに上回るもので、幾重にも構築された防御シールドが突破されたのかも知れません。或いは、防御シールドの老朽化が深刻で、制御不能に陥っているとも言えます。

 

それでも、アンダーグラウンドで戦う勢力達は、5月のこの時期に何かを実行しようとしたのだと思われます。その何かについては記載できませんが、結果的に余剰となった磁力が行き場を失い、それは、意図せずとも、美しくも華々しいオーロラ・ショーとして散って行ったところなのでしょう。