怯えた黒猫が哭く
巡る冷間線引き鋼線 鉄の檻
悴む指先で断つ
世界の距離 斥力で奪って
躊躇い 彷徨い 失い 濡らした
剥がれた心が血を流した
無くして仕舞えば容易い事
終わるまで離さないで
何時だって君の傍で絶望を唄い
振り払ってきた
時を越えて羽ばたいた誰かを恨み
壊れる前に
君が君で在る意味を差し出して
さぁ
シオン
廃れたも同然の あの公園は今
どんな景色を 眺めているだろう
小さな太陽も 心無しかまだ
傾いていくのが 遅く感じていた
簡単に過ぎて行く 日々の移ろいの中で
色々な物が変わり もう取り戻せなくなる
何を失くし 何を得たのか
分からない儘にぐるぐると回る
風が吹いて 君だけ笑う
それだけにしか色が着かなくて
最後はね 容易くて 何時の間にか無くて
気付いたら 君だけが 向こう側で
咲いて 咲いて 舞う
咲いて 咲いて 舞う
緑だけが取り柄の あの場所は今でも
僕に安らぎと少しの切なさをくれる
大概は時の中で 磨耗して丸くなるのだろう
例外があるのなら 恐らくはこれのことだ
泣き笑い 嘘もつくけど
きっと人って往々にしてそんなもので
雨が降って 僕だけ残る
それについては色が着かなくて
最初はね 複雑で とても捉えきれず
見掛けると 気のせいか 痛み出して
足掻いて 足掻いて 散る
足掻いて 足掻いて 散る
今も胸に留まる幾つもの影、騒がしくて懐かしい
懐古主義って程ではないけれど
たまに浸る事も在る
ただそれだけの事
そして何を失くし 何を得たのか
分からない儘にぐるぐると回る
風が吹いて 君だけ笑う
それだけにしか色が着かなくて
最後はね お互いに 終わりが始まりで
気付いたら 君だけが 向こう側で
咲いて 咲いて 舞う
咲いて 咲いて 舞う
落ちて 落ちて 嗚呼...
落ちて 落ちて 嗚呼...
Ray
死んだ儘生きている明日は要らない
この躯が朽ち果てても構わない
夢ならば飽きる程棄てて来たから
唯一つの光だけ見失わぬ様に
廻る悪夢に毒吐いて
一生の伴侶だと笑い
隠し切れない胸の瑕疵
喘ぐだけ其れだけに努めた
滂沱と流す涙
雫は川と成り
怠惰に沈む前に
闇を切り裂く灯火を
死んだ儘生きている明日は要らない
この躯が朽ち果てても構わない
夢ならば飽きる程棄てて来たから
唯一つの光だけ見失わぬ様に
恣意の牢に折り重なる
哄笑と磨耗の連なる日々
曝け出した昏い罵詈は
何時だって鏡に向かって居た
眩しい輝きに
近付けたならきっと
少しだけ強くなれるかな
玲瓏に響いていた旋律の様に
掴み切れない一言の聖句の様に
突き動かすのは何時だって形の無い
朧気な光の軌跡を追いかけてみる
