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■ ◆フィンランドからサウナ通信◆ 第88号 2008年8月29日発行
□    ・・美容と健康に、楽しい団欒に・・
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■ 目 次
1.フィンランドはこんな国---フィンランドの大企業
2. フィンランドサウナ---サウナの我慢大会
3.トピックス 
(1)フィンランド航空---ヘルシンキ・ヴァンター空港にサウナ
(2)「子育て」社会的支援を---世界乳幼児精神保健学会トゥーラ・タミネン会長
(3)第13回世界エアギター選手権が開催
(4)ヘルシンキ市内に「サンキュー」と言うゴミ箱を設置
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1.フィンランドはこんな国---フィンランドの大企業 

 フィンランドの大企業といえば、世界的に有名なノキア、銀行ではノルディア銀行や
サンポ銀行、エレベーターやエスカレーターのコネなどが上げられます。フィンランド
統計局によるとフィンランドには約25万社(2006年)もの企業があり、大半は従業員9人
以下の小さな企業ですが、従業員500人以上の企業は271社あります。
 経済誌Talouselmaでは毎年5月末にフィンランド大企業500社を発表しており、売上順
にフィンランドの大企業が紹介されております。今年5月末に発表された2007年の結果で
ベスト20に入った企業は以下のとおりです。
1位 Nokia(携帯電話)
2位 Stora Enso(紙・パルプ)
3位 Neste Oil(石油)
4位 UPM-Kymmene(紙・パルプ)
5位 Kesko(流通)
6位 SOK(流通)
7位 Metsaliitto(紙・パルプ)
8位 Outokumpu(金属)
9位 Metso(機械)
10位 Nordea Pankki Suomi(銀行)
11位 Sampo(銀行)
12位 Tamro(薬品)
13位 OP-Keskus(銀行)
14位 Varma(保険)
15位 Fortum(電力)
16位 Ilmarinen(保険)
17位 Kone(機械)
18位 Elcoteq(電気・電子)
19位 Rautaruukki(金属)
20位 Wartsila(機械)
 
売上高1位の企業はNokiaですが、2位以降にはフィンランドの主要産業である紙・パル
プ、金属・機械、石油・化学関連企業から多くの企業がランクインしています。市民に
利用されるKマーケット(Kesko)やSマーケット(SOK)もランクインしています。
さらに、ベスト100の中には日本の企業も含まれており、68位Panasonic、74位Toyota
Motor、83位Nissan Nordic Europe、96位Canon North-Eastがランクインしています。
(Talouselmaフィンランド大企業500社のHPより)


2. フィンランドサウナ--- サウナの我慢大会

 サウナ発祥の地、フィンランドではサウナはお風呂のようなもので、室温も70度くら
いで、自分のペースで入ります。1時間以上も入っている人もいれば、5分で出る人もい
ます。

 さて、日本の女性用サウナでは、温度も100度を軽く越し、「痩せるため」と思いつつ
タオルを頭にかぶって我慢しつつ限界まで入り、しっかり汗をかいている人を見かけま
すが、結局はすぐ後に水分補給をしてしまうのであまり効果のほどは期待できないよう
です。日本人よりもはるかにサウナに入っている時間が長いはずの中年フィンランド女
性は、スリムな体型をしていますので、「痩せるため」に我慢して入っているのではな
く、美容と健康のためでしょう。

 しかし、フィンランド人男性は、結構サウナでの我慢大会が好きで、日本人女性「痩
せるため」の自分との戦いであるのに対してフィンランド人男性は「見栄」です。仲間同
士でサウナに入り、ストーブの石にじゃんじゃん水をかけてサウナ内の温度を上げ、誰が
一番長く入っているか、またそれに賞状を出したりする光景を良く見かけます。こんな
見栄から始まったイベントが、ヘイノラ市で夏に行われるサウナ我慢大会で、数多くフ
ィンランドで行われる不思議な世界選手権の一つです。
 世界選手権は1999年から始まりました。その前まで、ヘイノラ市の市営プールで非公
式の大会が行われていたのですが、ヘイノラ市民だけでなく、フィンランド全国から集
まった男達は、市営プールのサウナを熱くして密かに戦っていました。ところが非公式
なため、たまたまプールに来た市民が恐ろしく熱いサウナに入って驚いたため、市では
市営プールで一般市民に迷惑をかけてはいけない、ということで公式な世界大会の開催
を決めました。

 大会にはフィンランドだけでなく、スウェーデンやロシア、カザフスタンなど様々な
国から参加者が訪れます。これまで遠いところからは韓国からも挑戦者が来ました。今
年も8月8、9日に第10回サウナ我慢大会が開催され、世界23カ国から男女160人が参加し
ました。男性の部の上位入賞者は、当然ながらフィンランド人が占め、優勝タイムは昨
年より2分長い18分15秒でした。女性の部では、フィンランド人が5分22秒のタイムで優
勝しましたが、昨年のベラルーシの女性が外国人として初めて優勝したタイム13分には
及びませんでした。
 日本のお風呂が熱いことは世界的に有名で、その余裕で日本からも参加者があるよう
ですが、今のところ上位入賞者は現れていません。

<大会主催者による参加要領>

入場料は50ユーロです。参加は自己責任で、という書類に署名していただきます。アル
コールやその他の薬物を摂取しての参加は厳禁です。大会開催期間中はアルコールなど
を禁止します。
参加者には、サウナに行く前に身体を清潔にしていただきます。浴場は大会主催者が用
意します。
参加者の方々には普通の水着を着用していただきます。男性の場合はズボンの丈が200ミ
リ以内のものを、女性の場合は袖は50ミリ以下で襟なしのものを着用してください。詳
細は大会主催者がお渡しする資料をご参照ください。サウナのなかにそのほかのものを
持ち込むことは禁止です。
サウナ内での席はくじ引きで決定します。参加者は、臀部と太ももをサウナの席につけ
て着席してください。背筋を立てて、前腕を膝につけ、腕はまっすぐに伸ばしていただ
きます。手で肌に触れることは反則です。サウナ内で他の参加者に話しかけることなど
は厳禁です。
主催者が蒸気を調節します。温度は約110度(摂氏)になります。30分ごとに約500ミリ
リットルの水をストーブにかけて蒸気を発生させます。

サウナルームに1回につき6人が入室する勝ち抜き戦で、最後まで残っていた人が優勝で
す。サウナから出る際は外の人の助けを借りてはいけません。もし誰かの助けを借りた
ばあいは失格となります。


3.トピックス

(1) フィンランド航空---ヘルシンキ・ヴァンター空港にサウナ
 
 フィンランド航空の本拠地、ヘルシンキ・ヴァンター空港はアジアとヨーロッパを結
ぶ航路上に位置する地理的条件に恵まれた空港です。国際線と国内線が直結する旅客夕
一ミナルは、フィンランド国内はもとよりヨーロッパ各都市へのスムーズな乗り継ぎを
実現しており、その利便性は各誌において高い評価を得ています。2009年秋にはアジア
路線の発着を中心とした専用ターミナルも完成し、ますます便利な空港となります。
 また、新ターミナルには出発までのひとときをより快適に過ごしていただくためのス
パとサウナを併設したフィンランド航空のラウンジもオープンする予定です。
(2008年7月24日、フィンランド航空プレスリリース)

(2)「子育て」社会的支援を---世界乳幼児精神保健学会トゥーラ・タミネン会長

 乳幼児の心の発達の専門家らが各国から集まり、世界乳幼児精神保健学会の世界大会
が横浜市で8月1~5日に開かれた。学会会長で、フィンランドの著名な児童精神科医で
もあるトゥーラ・タミネンさんに、乳幼児期の子と親への社会的支援について聞いた。
トゥーラ・タミネン会長は、フィンランドの児童精神科医、タンペレ大教授、58歳。
子供が2人、孫が3人いる。(読売新聞2008年8月9日掲載)

― 今回の大会の成果は。
 世界各地から医師、看護師、臨床心理士、ソーシャルワーカーら2,000人もの参加があ
った。世界大会は今回で2回目だが、初めてアジアで開くことができた意味は大きい。
 研究報告や議論を通し、赤ちゃんと親が抱える問題がどの国でも増大していることが
わかった。専門家が親たちと早い時期にかかわり、心のケアも含め支援していくことの
大切さが改めて確認された。

― 日本でも産後うつや育児ノイローゼは増えている。
 早期支援が大事なことは、母親がうつで赤ちゃんの感情が不安定な重症ケースでも、
栄養摂取や睡眠に小さな問題があるケースでも同じだ。
 乳幼児期の問題を放置すると思春期に大きな問題となることが多く、解決に要する時
間やコストもはるかにかかる。だから、フィンランドでは「子育て家庭を社会が支え
る」と法律で定め、すべての家庭を経済的、精神的に支えている。例えば、各地にある
母子保健クリニックは健診や相談を無料で行っていて、好評だ。

― フィンランドの子どもの学力の高さが注目されているが。
我が国では「教育は7歳長から」とし、それ以前は、すべての子が質の高い保育を受けら
れるよう保障している。赤ちゃんの時から情緒が安定していると、知性や認知の発達に
つながる。
子どもの心の問題は増えているが、いい親子関係が築けるよう支援すれば、思春期に
「なぜうちの子が」という問題にはならない。

― 欧州に比べて日本で子育て支援策が拡充されない背景には、「今の親は甘えてい
る」という批判がある。
 政治家や政策決定者が認識すべきなのは、変わったのは母親ではなく社会の側という
ことだ。社会が変化して昔の育児の方法が通用しなくなったのだから、社会が親たちを
支えないといけない。そして日本でも、乳幼児の心の発達や親子のメンタルヘルスの問
題に通じた様々な専門家を育てる必要があると思う。
 母親や父親は、周囲の言葉に惑わされず、自信を持って子育てをしてほしい。
(聞き手・榊原智子)

(3)第13回世界エアギター選手権が開催

 フィンランドのオウルで8月22日、「第13回世界エアギター選手権が開催され、米国人
のクレイグ・ビルマイヤーさんが優勝した。ビルマイヤーさんは「ホット・リックス・
フラハンのステージネームを名乗るパフォーマーです。
 昨年2年連続優勝を達成した日本の笑いコンビ「ダイノジ」のメンバー、大地洋輔さん
は6位に終わり3連覇を逃した。これまでオーストラリア出身のロックバンド、JETの
楽曲を使用してきた大地だが、今年の決勝にはハイスタンダードの「Catch a Wave」と
初の邦楽を選択したが、結果は惨敗でした。

 エアギターは、音楽に合わせギターを持たずに弾きまねをするパフォーマンス。世界
選手権は1996年から毎年行われており、今回は英国やオランダなど約20カ国の「エアギ
タリスト」が参加し、日本代表の市川ザ・ロックさんが4位。エアギタージャパンの代
表・かながわIQさんは15位。米国人が優勝した。

(4)ヘルシンキ市内に「サンキュー」と言うゴミ箱を設置
 
 フィンランドの首都ヘルシンキ市当局は、ゴミのポイ捨て防止策として、ゴミを入れ
ると有名人の声で「サンキュー」と言うゴミ箱を市内各所に設置したとのことです。
 「ポイ捨てをどうやったら止められるかをいろいろ考えてきたけれど、このアイデア
って素晴らしいし、面白いでしょ」と、同市のプロジェクト・マネージャーのエリナ・ヌ
ンミ氏が語っています。
 この「話すゴミ箱」の外見は、ごく普通のものですが、ゴミが捨てられると、それを
検知してスピーカーを起動させ、ゴミを捨てた良心的な当事者に対して、フィンランド
の有名人や市長の声で「サンキュー」と感謝の言葉を述べる。サンキューを言った回数
を記憶するため、ゴミが何回捨てられたかもわかるという。計4個が今月22日から9月末
まで、市の中心部に設置されたもよう。
 ヘルシンキの市長は、「(ゴミをきちんと捨てるといった)市のためを思った行動は
すばらしい。クールだね」とコメントしている。

■登録/解除の方法
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◆「フィンランドからサウナ通信」◆ 2008年8月29日 第88号発行
 ・発行責任者:フィンランドサウナの輸入販売元の泉興産株式会社
  〒166-0011東京都杉並区梅里2-40-19(ワールドビル3階)
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