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        ○●ホットライフ倶楽部●○ 2008.8/29
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こんにちは。

竹ヶ端です。



あなたは、お元気でしょうか?



もう何だか、秋になってしまったかのような気候で、

去年の暑さが嘘のようです。



・・・何だか少し、手ごたえのない夏だったような・・・。



夕立もやたらに多いです。

ごろごろと、雷が鳴ります。



ちょっと奇妙な気候です・・・。



「熱中症」のニュースもあまり聞かなかったのはよいのですが、

“あまり明るくないニュースもちらほら”のこの頃です。





今、フジ子へミングの「ラ・カンパネラ」を聞きながら、

これを書いています。



いつ聴いてもいいです。

ちょっと一言ではとても言えないくらいの苦労をした、

彼女の人生の味わいが出ているピアノだと思います。



これを聴いていると、少し元気が出てきます。





いろいろな計画を立てては挫折することが多いのですが、

それは、はっきりとした“ミッション”がないからだとわかりました。



「目的地」のことですね。



目的地がわからなければ、カーナビだって、

道を示してはくれません。



やみくもに走りまわってもダメだということですね。

というか、うまく走ることもできにくいです。



ミッションがわからなければ・・・。



振り返ってみれば、ものごとがうまくいっていたときは、

いつも明確な目的地が描けていたような気がします。



う~ん。












○●一口分のお話し 【秘密】  



しーっ。

秘密を教えてあげようか?

君にだけそうっと、ね。



・・・『秘密基地』さ。



秘密基地は、公園の奥にある。

古い物置小屋の裏にね。



秘密基地へ行く道順は決まっているんだ。



まず、小学校の横の原っぱのフェンスの下を

そうっとくぐる。

その向こう側にある山下医院の裏庭を通り抜ければ、

もうすぐだ。



板塀のすきまから外へ出ると、

そこからは古い物置小屋が見える。





廃材置場にはね、板やら棒材やらがいっぱい置いてある。

それをもらってくるんだ。



それから、父さんの道具箱から工具を借りてくる。

金づちとか釘とか、のこぎりとかをね。

それを使って、ぼくは小さな「小屋」を作った。



『秘密基地』だ。



少し前に、父さんがラリーの犬小屋を作ったのを手伝って、

やり方を覚えたんだ。



ナナも手伝ってくれたよ。



ぼくとナナは、『秘密基地』でいろんなことをして遊ぶ。

「おうちごっこ」をやることもある。

そこでは、ぼくが父さんで、ナナが母さんさ。  



ナナは将来ぼくの奥さんになるって、

約束してくれたんだ。

ずいぶん前にだけどね。





あのね・・・、

ナナがずっと来ないんだ。



『秘密基地』へ、さ。



今までだって、そんなに毎日ナナに会ってたってわけじゃない。

だけど、しばらく会えないときには、

ナナの痕跡が必ず基地に残っていた。



ナナのノートの切れ端や大事にしているカードなんかが、

床に落ちていたりしてね。



だけど、もうずいぶん、そんなこともない。



ナナはこの『秘密基地』にずっと来ていないんだ・・・。



ナナはね、生まれつき心臓が弱いんだ。

だから、基地へ来られなくなりそうなときには、

ぼくに前もってそれを教えておいてくれる。

そういう約束だったんだ。



なのに、ナナからはなんの連絡もない。





この間、山下医院の裏庭を通り抜けたときにね、

ガラス窓の奥の方から話し声が聞こえてきたんだ。

おばさんの声さ。



「まったくかわいそうな事をしたよね。

ずいぶん急なことだしね・・・。

ほら、あの色白の、髪の毛のくりくりっとカールした

小さな女の子さ・・・」



ずいぶん長いこと、

ぼくは、そこにじっと立っていたんだ。

だけどそれっきり、家の中からは何も聞こえてこなかった。  





ナナの小さな白い顔と、ふわふわした巻き毛が、

頭の中いっぱいに浮かんでくる。



なんだか背中がぞくぞくと、

あわ立ったような気分になるんだ。





・・・ぼくはナナを探しに行くことにした。  



道順は分かっている。

前に、ナナが教えてくれたんだ。



「鉄塔が見えたら、その手前の道を左へ曲がるの。

しばらく行って、川を渡ってから三つ目の信号を右へ曲がる。

五分くらい歩くと、青い屋根のパン屋さんがあるわ。

その角を入ってすぐのところよ」





そのとおりに歩いたのに、青い屋根のパン屋さんは

いつまでたっても見つからなかった。



もう一度、川まで戻ってやり直してみたけれど、

やっぱり同じだった。


 
わけが分らなくなって、

ぐるぐる歩きまわっているうちに、

あたりはすっかり暗くなってしまった。



・・・痛みだした足を抱えて、

ぼくはその場にしゃがみこんでしまったんだ。



途方にくれた気分だったし、

どうしていいかわからなかった・・・。



おまけに雨まで降り出してきて、

服や靴の中まで、ぐっしょりになった。

けっこう強い雨だったんだ。





妙に寒くて目が覚めた。

体は寒いのに、

頭だけが燃えるように熱い。



ぼくはいつの間にか布団に寝かされていて、

おでこの上には、

ひんやりと冷たいタオルが載せられていた。



母さんが心配そうな顔をして、

ぼくの顔を覗きこんでいる・・・。





そうだ、夢を見ていたんだ。



ナナが青い服を着て、

鉄塔の上から手を振っている。



ぼくはそこへ向かって一生懸命歩いているんだけど、

いつまで経っても、

ナナのところへは行き着かない。



ナナの手が、

ひらひらと、ちぎれそうに振られている。



白い顔のまわりに、巻き毛がくるくると揺れている。

青い服の色が映って、

何だかナナの顔が悲しそうに見えた。





目に、涙が滲んでいる。

夢の中で、

ぼくは泣きながら歩いていたらしい。





「まる二日間も眠っていたのよ」

母さんが言っていた。





頭の芯が痛む。

だけど、ぼくはこうしてはいられない。



ナナを探しに行かなければ・・・。



目の奥で、ナナの巻き毛が揺れている。



けれどそのナナの姿が、

何だか少しずつ影のように薄くなっていく気がして、

ぼくはいても立ってもいられない・・・。














○●一口分のレシピ 【キャベツのナムル】



■材料(2人分)


キャベツ1/4個分 

A(おろしにんにく少々 白すりごま大さじ2 ごま油大さじ1 

  塩・砂糖各2つまみ)



■作り方


1)キャベツは一口大のざく切りにし、塩少々を加えた熱湯でゆで、

ざるに上げて水気を切る。


2)ボウルに 1)を入れ、混ぜ合わせたAを加えてよく和える。




★ごまとにんにくの風味が食欲をそそります。








━━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



老化は足から始まると言います。

夕方になって疲れてくると、よく足がぼってりとむくんだりします。



「足裏は第二の心臓」とも言いますね。

足の裏には、全身のツボがあるのです。



湯上りなどに、疲れた足をマッサージしてあげましょう。



足裏全体と足の甲の部分を指圧するようにマッサージし、

それから膝のあたりまで、心臓の方向に向けてさすってあげると

とても気持ちがよいです。



血行がよくなって、疲労回復に効果ありです。



足の老化を防ぐこともできます。











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