デジタル・ネイティブ。・・・(笑) | EVANCE-DG 開発日誌

EVANCE-DG 開発日誌

ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

東京の中学3年生が作ったSF映画「2045」というのが、話題になっている。

ワタシも見せていただいたが、よく出来ている。

しかも、ワタシも昔、Linuxでタダで使えたので使ってみたことがあるフリーウェアの3次元CGソフトウェア「Blender」を使って作ったということで、正直、操作性が悪い、使いづらいソフトだったので、よくぞ。・・・と感心することしきりである。

いま、中学3年生といえば2000年か、2001年生まれということになるが、これは、ワタシがライノに取り組んだ年である。

つまりその、中学3年生の彼は、生まれたときからすでに3次元CADも、CGも普通に存在していたということである。

まあ、ワタシたちの世代は、手作りなどのアナログからデジタルに移行するのをリアルタイムで経験できたので、それはそれで面白かったが、今の若い子たちは、デジタル・ネイティブなわけで、デジタルが空気が存在するのと同じように、ごく普通のことなのだ。

CG(コンピューターグラフィックス)は、主にポリゴン系のモデラーでモデリングして、それに、ボーン(骨)を仕込んだりして動かして、テクスチャのマッピングからライティング、物理シミュレーションなどなど・・・で、アニメーション化していくわけで、とてつもなく手間がかかって、面倒くさい!・・・ので、ワタシはとっととプログラミングへと退散した次第だが(笑)、ものすごい根気と、映像的なセンスが求められるわけで、インターネット上の声の「ハリウッドからスカウトが来るんじゃないか?」はちょっと言い過ぎだと思うが(爆)、まあ、今後は、こういう子たちが普通に出てくるんだろうなあ。

それにくらべると、現役世代のCADに取り組むも根気が続かず使いこなせていない人や、普通に使えている程度で満足している人たちは、ちょっぴり情けなく思うのである。

まあ、大きなお世話だが。…(笑)

エヴァンス・ウルティマを折角、導入しても使いこなせないとかという話をたまに小耳にはさむが(笑)、ワタシでできることなら、何でもして差し上げるので、何とか有効活用していただきたいものである。

まあ、もっとも、ワタシからしたら、使いもしないものを決して安くない対価を支払って、お求めいただいて、ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいである。

さて、そのエヴァンス・ウルティマだが、ご利用に感謝しての謝恩セールも残念ながら、今月いっぱいで終わり、来月からは通常価格になるので、悪く思わないでほしいのである。



…ワタシも、ウルティマのアップグレードに続き、3年という時間をつぎ込んだ新作プログラム"EVANCE RRAP"が、いよいよ本格始動で、凄いことになりそうである。

ジュエリーCADの、現在考えうる究極の技術に挑むことになるだろう。…と思うと、いまから胸が躍るのである。(笑)