超初心者のための、ライノとZブラシどこが違うの?講座 | EVANCE-DG 開発日誌

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ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

いま、ライノを勉強している人の中にも、知り合いのひとや、ネットや、ブログで噂を耳にして、Zブラシが、気になっている人も、多いことでしょう。

事実、ライノをマスターした人は、ほぼ、例外なくといっていいほど、Zブラシに触手を伸ばしていて、プロでやっている人は、、両方いいとこ取りで併用している人が多いようです。

中には、東京のN澤さんや、甲府のA川さんみたいに、ライノより、Zブラシの方が、ずっと得意だという方も,存在します。

どこが違うのか、イメージ的に言うと、ライノは、ツルッとした、リアルジュエリー系が得意で、対して、Zブラシは、凸凹した具象系が得意というふうに表現されていると思います。

まあ、確かに、その通りですが、プログラム的に言うと、ライノは、ナーブスというスプライン系モデラーで、Zブラシは、ポリゴン系だということです。

一言で、その差を表現すると、ナーブスのサーフェスには、連続性があり、ポリゴンには、連続性がないということです。

つまり、ライノのサーフェスの場合は、どこかひとつのコントロールポイントを引っ張ると、回りも影響を受けるが、同じことをポリゴンでやっても、まわりは、なんら影響されないという差があります。

この性能の差から、ライノは、連続性のあるツルッとしたきれいなサーフェスを素早く張るのに分があり、逆に、凸凹なものを作ろうと、コントロールポイントをあちこち弄ると、複雑に影響が回りに出るので、難しいということで、ポリゴンは、この逆です。

すごく、大まかに言うと。

もう少し、詳しく言うと、ライノは、曲面が表現できるが、ポリゴンの曲面というのは、拡大すると、細かい四角形または、三角形の細かい平面の集合体で、本当の意味では、曲面というのが、表現できないということです。

まあ、すごく、大雑把に説明しているので、厳密に、説明に使っている言葉を検証すると、突っ込みどころ満載ですが、(わたしは、基本的にA型なので、細かいところが、気になる。(笑))超初心者向けの、説明なので、解りやすく書いているので、スルーしてください。

プログラム的にみると、ライノのナーブスの曲線、曲面というのは、ふつう3次以上の高度な方程式で、定義されていて、ポリゴンというのは、全部ライノのサーフェスで言うと、UVの次数を両方、1にした状態だということです。

つまり、次数を全部1にすれば、ライノは、ポリゴンモデラーになるということである。(笑)

実は、ライノでいう次数というのは、この、何次方程式で、その線なり、曲面が定義されているかということを表しているのである。(曲面の場合は、UVが、別々に設定できる。)

ライノの次数のマックスは、11だが、つまり、11次方程式で、その線なり、曲面が定義されているということである。ウヒャヒャヒャヒャー。

それに比べると、ポリゴンなんて、マッチ棒細工のようなもので、きわめて、単純である。

だから、Zブラシみたいな、無茶振りが出来るんだなー。

計算が単純だから。・・・

まあ、シンプルな物のほうが、便利ということもあるということである。

しかし、ポリゴン系が、昔の六角大王のカクカクの時代から、進化しているのは、LightWaveで言うところのメタナーブスという機能が入ったからである。

他のモデラーでは、違う言い方をしているようであるが。

つづまるところ、ナーブスだよね。・・・

今日は、このくらいにしといてやろうか。(笑)