タイトル通り、

また恐れていた多量出血が起こった。


月曜日のブログを更新した後のことだ。


夕方頃に少しお腹に痛みが出てきた。


様子を見るかと思ってベッドに横になる。


するとすぐに、

ショーツに何やら出てきた嫌な感覚があった。


出血したなと直感でわかった。

すぐさまトイレへ急いで出血量を確認。

ほんの少量の鮮血。


すぐベッドに戻って休もうとするも

次の瞬間、勢いよく血がショーツから溢れ出てきた。止まる様子がない。


"ああ、やめてくれ!!お願いだから"


若干パニック状態でナースコールを押す。


ナースが来て、これはただごとではないと

すぐにドクターを呼んでくれた。


下着の外側を手で押さえるも、

押さえた手を見てみると手も血で染まった。


ドクター到着。

急いでクスコで膣鏡。


何故か病院の研修生ナースも3人、

見学の為か、いつの間にかカーテンの中にいた。



出血の状況を見てか騒然としてる。


深呼吸をして痛みを覚悟した。


あれ?もう終わり、


思った以上にすぐ終わった。


このドクターの腕がいいのか、


はたまた私が痛みに慣れたのか。



「子宮口は閉じてるよ。」とドクター。


それを聞いただけで安心した。


続いて超音波検査。

赤ちゃん、横位から今度は逆子になっていた真顔



そして1番心配していた事。



また破水してる。



まじか。



すぐさまドクターから帝王切開の説明がされた。


今の状態だと膣分娩はできない。


ハイリスクになるが赤ちゃんの位置から帝王切開になる。


"いや、まだ絶対産まないし。"


そんな反発を心の中でしながらも、

すぐさま分娩室に行く準備に移った。

用務員スタッフが荷物を適当に一つの袋にまとめる。


別のスタッフが車椅子を用意、

荷物をまとめたスタッフが、その荷物を何の躊躇もなくズシッ!と私の膝の上に平気で載せる。


何この人、ありえん!!!!無気力


早産になりそう➕出血してる妊婦に


普通重い荷物を膝にのせる?!


この時、ものすごく嫌な顔をしたのを見たナースが慌てて、荷物は別で運びなさい的な指示を出した。


さすがの用務員の無神経さには

キレるところだった。


移動のまえに、ナースが

「心配しないで、ここにまた戻ってこれるから。I'll see you later ok?」と声を掛けてくれた。


若干泣きそうになった。


それから

Bの棟からCの棟(分娩室)へ移動した。


大きな個室の真ん中にベッドが置いてある。


いつでも手術ができるよう

周囲設備も整えられていた。


荷物はロッカーに入れられ、

携帯も電源offにしてロッカーへ。


おばちゃんスタッフにも

「加油!がんばれ!」と激励をもらうも、

さっきの荷物の件で、全然心に届かない真顔


それから服も下着も上下全て脱いで

見たことのない妊婦用の生理用品を付けて

上半身は薄い手術衣だけ着た。


何とも不快感しかない格好だ。


さっそくNST分娩監視装置がお腹につけられた。


それから抗生剤の点滴と生理食塩水の点滴開始。


できる限り同じ姿勢をキープしてということで

姿勢を固定できるようクッションやら枕やらを用意してくれた。


ベテランナースが手伝ってくれた。

さすがベテランナース

私が何も言わずとも心地よいと思う姿勢を知ってるかのようにテキパキといい位置に枕を置いてくれる。


そしてBGMを流してくれた。


大丈夫よ。緊張しないでとにかくリラックスして、過ごすのよ!それが一番大事!とカタコトの英語で、でも言葉にパワーが込められているように感じた。


肝っ玉お母さんの様な彼女の存在に

どこか安堵した気持ちになれた。


しばらくすると別のドクターがやってきて、

再び超音波検査。


破水はしたらしいが

まだ羊水自体は十分あるらしい。


そして赤ちゃん、横位に戻ってる叫び


こりゃ帝王切開になるね。

そうドクターに言われながらも


いやいや、だからまだ産まないし!!と

ここでも心では反発しまくった。


何が何でも這いつくばってでも

絶対出さないぞ、そう心に誓った。


ここからが果てしなーーーーーく

気力と体力との長い闘いだった。


I分I秒が長い。

NSTの装置はゴムバンドでお腹に固定されているがお腹が張り始めると共に締め付けられる。


苦しい。


しばらして出血の時に感じられなかった腹部の痛みも出てきた。


これは本当に出産に向けて進行してる感じだな。

もう駄目なのか。



心が折れそうだった。


同じ姿勢をしてるからか、腰まで痛くなってきた。


17時半の面会時間になっても夫はこない。



何やってんだ。


痛みと不安で押しつぶされそう。


1時間後に夫到着。



イライラを夫にぶつけてしまう始末。


緊張と気が張って正常の精神じゃなかったんだと思う。


何で急にこんな状況に?と

おっとに聞かれたが、それはこっちが知りたいぐらいだよ。


原因が本当にわならない。


NSTの数値を画面を夫はみながら

赤ちゃんの心拍数を教えてくれる。


心拍数はずっと安定。

張りを示す数値はベースが30から

時に80まで跳ね上がるらしい。


お腹が張ってるのだ。



数値が高い時はだいたいお腹の赤ちゃんが、

お腹をぐぐぐぐっと蹴る動作をしてる時、

NSTの装置がどうやら邪魔らしい。


必死に逃げようとしてるのがわかる泣き笑い



冷静な夫はドクターやナース達と話して

内容や状況を教えてくれた。


私はもう出産の方向に進行してるかと思っていたが、夫曰くそこまで進行はしてないらしい。

ただ24時間もしくはそれ以上の監視体制。

今後の状況次第といったところだ。


夫が来てくれたおかげで、

安心したのと、折れかけた気持ちを立て直す事ができた。


そして夜の当直のナースが

たまたま夫の中学時代の同級生だったあんぐり

とても優しそうなしっかりした人だった。


それから長い夜の闘いが始まった。無気力