アンコール・王たちの物語 ~碑文・発掘成果から読み解く (NHKブックス)/石澤 良昭
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12月にアンコールワットを見に行きたいと思って、


その予習に読んだ本。


残念ながらアンコールワットへの旅の夢は叶わなかったが。。。




アンコール朝の歴代の王たちの戦いや


どのようにアンコール遺跡の寺院などを作っていったかを解説してある。


当時のカンボジアは中国のように紙の技術が発展していなかったので、


現在紙の文書は残っておらず


数少ない石に彫られた碑文から歴史を読み解いたようである。




アンコール朝の王は世襲だけでずっときたのではなく、


戦や暗殺で王位を奪ったことも何度かあったらしい。


ただやはり王は他の人とは違い神のような存在でなければならず、


その正当性、神秘性を無理やり示すために


あんな壮大なアンコールワットなどの寺院を建てたらしい。


歴代の王が次々とそんな寺院をたてていったから


アンコール遺跡という世界のどの国にもない素晴らしいものが出来たようだ。




こういう機会がなければカンボジアの歴史は知ることがなかったかもしれないので、


今回実際行けなかったがいい勉強になった。


でもこの本を読んでますます行きたくなった。




あとカンボジアの歴史を見ると


中国とインドが大きく影響を及ぼしているのが分かった。


三国志を読んでも思ったが、


中国の文化は周辺の日本や他のアジアとは比較にならないくない進んでいたようだ。


インドもまた他国への文化・宗教の影響力は物凄い。


そしてその中国・インドが近代になって


なぜ欧米に負け植民地化されてしまったのかがまた興味深い。


21世紀を代表する国になるであろう中国・インドはぜひ知っておきたい。

蒼天航路 (1) (講談社漫画文庫)/李 学仁
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「レッドクリフ」で三国志ブームが起きてるのと


前からちゃんと三国志を知りたいと思ってたので読んでみた。


三国志を熱く語る人がたくさんいて、


これだけ多くの人を熱狂させるんだからよっぽど面白いんだろうという期待で見たら、


やはり面白かった!!




この「蒼天航路」の特徴としては、


「三国志演義」ではなく「正史」の三国志をベースにしているところ、


よって主人公は蜀の劉備ではなく実際圧倒的な力を誇っていた魏の曹操になっている、


という点である。




「正史」をベースにしているとはいえ思いっきりデフォルメされてはいるがニコニコ


呂布なんかは全く中国人に見えない、というか人間離れしている(;^_^A




そして曹操の英雄ぶりをとことん描ききっている。


どの軍師よりも兵法に長け、文学的才能もあり、


「唯才」と才能があれば出身など関係なく


牢屋に入っている人でさえ採用し、


政(まつりごと)も1800年前とは思えないほど理にかなっている。


中国の長い歴史の中でも稀な天才だったのだろう。




キャラクターとしては劉備の方が人間味があり、


取り巻きの連中も関羽、超飛、孔明と劉備軍の方が面白い。


曹操を乱世の大悪人としてしまえば物語としてはこの方が面白いだろう。


それでも作者には曹操を主人公として書きたいという強い思いがあったのだろう。


特に孔明の描き方に作者のあまのじゃくぶりが出ていると思う。


この作品の中では孔明は特別天才的には扱われず奇妙な人物になっていて、


才能に強い興味を示す曹操に相手にされてない。




三国志は登場人物がとても多く、


途中でこれ誰だっけ?と思うことがよくあった。


中国の地理も詳しくないので


中国全土を縦横無尽に進軍する曹操の動きが掴めなくなることもあった。


三国志にもっと詳しくなれば、この「蒼天航路」はもっと楽しめるだろう。


「三国志演技」も読んで見たいし、ちゃんと「正史」も知りたい。


こうやって深くさぐっていくと三国志にはまっていくのだろう。


なんか三国志マニアの気持ちがわかってきた得意げ