いゃー。いよいよ明後日で稽古も終わり。
過ぎてみれば、あっという間の3ヶ月でした。
今日はワタシが友人の劇団の芝居を観劇した時に、感激した出来事を…

役者は、人を演じます(たまに人じゃない場合もあるけど)
台本や、舞台で表されているものは、その人の人生の一部分でしかない。
台本に書かれている事から、その人の過去や、環境、行動、性格、生活を探りだし、
掘り下げて舞台上にその人を表す。
でも、その人の人生の日常の一部分の芝居で、その役の『舞台上で語られない過去』なんて、
ほとんど観客の方々の目線ではわからないと思います。

実際、自分もお客様にどういう経緯でそうなったか『説明』していたり、自分が観劇したときも、『説明』を求めたりします。

そんなことを体現した役者さんも、実際私は見たことがありませんでした。

でも、この間見てしまったのです。

観劇中にその役の『語られない過去』が私の頭にビジョンとして浮かんだのです。

すごい!と思いました。
人間を表現するとはこういうことかと!

私はその境地にたどり着きたいと思いました。
そんな一朝一夕に出来る事じゃないけど、
でもチャンスは与えられているのです。

私に与えられたチャンスを生かすも殺すも私次第。

そして、それは、私が達成を判断出来ない事でもあります。

それを判断するのは、
観に来てくださる
『あなた』です。

観に来てくださる方々に、舞台上に生きる私達の役の過去や背負ったモノ…、
そこまでお見せ出来るように、
最後の稽古2日間を
みんなで協力して、
芝居に、役に更に磨きをかけたいと思います。