始まりました、稽古場日記。


前回「救世鼠」の時もやったのだが、どんなこと書いてたかなあ・・・?


今回は、モテる男が主人公の物語です。私の書く話にしては珍しいですが。


さて、そこで、「モテる」とは、どんなことなのだろう?と考えてみました。


まあ、一般的には、多数の女性から、関係が成立しているいないに関わらず、恋愛感情(か、それに近い感覚)をもたれている男、というのが概念ですよね。


でも、そういう場合って、その男に対して多数の女性が同じ感情を持っていることって、女性の皆さんはわかっているような状況だと思うんですよ。だって「多数」な訳ですから。もう、群がってるわけだから。


すると、「それでもいいから」一度デートしたい、キスしたい、ヤリたい・・・。 その男の周りに群がる女性達は、「それでもいいから」と、思っているはずです。


だから、その男は、「私と付き合ってほしい」と思われているのではないのです。「私と付き合って」と何人かの女性に言われる程度では、「モテ男」とは言わないのです。


「奥さんがいても、彼女がいても、他に女がいてもなんでもいい、ワンオブゼンでいいから、この人となんかイイコトしたい」って思われるのが、本当の「モテ男」なのではないでしょうか? 


それってすげえな・・・。そんな状況になったら・・・、逆に想像するのが恐い・・・。


そんな男が、本当に人を好きになっちゃう、「華麗臭」はそういう話でもあります。

お楽しみに。