人は生きていく上でバランスを保つことがとても大切だと思います。


身体のバランスと心のバランスです。


表裏一体と思います。


僕は常にバランスを崩さないように心がけているのですが、そのバランスを保つことがとても難しいと思います。






がん遺伝子は、正常細胞の核内遺伝子に潜んでいますが、タンパクなどによって強い制御を受け、通常はおとなしくしています。


何らかの原因で正常な細胞を制御できなくなると、がん遺伝子が活動し、そして発がんすると考えられているようです。


そして、がんになってしまうことには、必ず理由があると思います。


例えばピロリ菌は胃がんを引き起こす要因になったり、肝がんは肝炎ウィルスが発がんを引き起こす要因にもなっています。


一方、何が原因で発がんするのか解明できていないがんも数多くあるのです。


ですので、がんを予防することは困難であり、リスクを軽減させる生活を心がけるくらいしか思いあたりません。


いずれにしても、何らかの原因で身体のバランスを崩され、正常細胞が傷つけられて発がんしてしまうのだと思います。




バランスを崩してしまいがちなひとつの要素が食生活です。


好きな物を食べたいという欲求から、ついつい栄養素が偏ってしまいます。


また身体のためにと、良かれと思い偏った食生活になってしまいます。


既に炭水化物は、出来るだけ摂るなという概念が徐々に浸透されつつあり、僕自身も賛同してしまっている部分はありますが、全ての人が当てはまることではありません。







例えば、糖分(グルコース=ブドウ糖)はがんのえさになるから、がん患者は摂ってはいけないとの知識が一般的に広まってきていると思います。


PET・CTの検査でグルコースに、核種をつけたものが集積されるという手法が根拠のひとつのようです。


糖質制限をして、脂肪から分解されるケトン体を正常細胞のエネルギー源として、がん細胞には兵糧攻めにしようという考えです。


一方では糖質を摂ろうと、摂るまいと、がんのえさとなる血糖値は正常値を維持し続けようとするため、がんはえさに困ることはなく、糖質制限の意味はあまりないとの見解もあります。


どちらが正論なのか僕には分からないので、それはさて置き、やり過ぎはバランスを崩しやすいということはよく理解できます。


過剰な糖質の摂取を控えることは必要だと思いますが、糖質が不足している状態も問題を引き起こすのだと思われます。


一例として、脳はグルコースしかエネルギー源には出来ないようで、脂肪、タンパク質はもちろんのことグルコース以外の糖質もエネルギー源にはできません。


しかも、脳はエネルギー全体消費の約2割弱を消費する「偏食」かつ「大食」のようです。


グルコース不足により脳の活動が低下して、思考能力や集中力の低下など、また判断能力の低下からうつ症状を引き起こすとも言われ、さまざまな問題が生じてしまいます。


朝、目覚めた直後は血糖値が下がっているので、エネルギー不足により頭がスッキリしないのです。


何事も極端過ぎると、問題を引き起こす要因になってしまうということだと思います。


ちなみに僕は、身長175cmで体重が63kgの痩せ型ですが、自分にとってはベストな状態だと認識していて、35年間体型をほぼ維持できています。(闘病の一番きつかった2年間は体重53kg)


一番苦しかった当時も糖質は不足気味、そしてエネルギー不足と自己判断していたので、必要と思うブドウ糖は摂取していました。


現在も体調に合わせて、必要と思う量だけの摂取にしています。


糖質制限は特にしていないということです。






がんになってしまったが故に、定期的な検査を行なっています。


自分の体型や、採血、採尿といった検査結果を目安にしているので、体調の管理をしやすい状況にあるのだと思います


反対にこれまで明らかに糖質を過剰に摂っていたと思われる方は、既にバランスが崩れている可能性があると思われ、糖質制限をして体調を整えるべきではないでしょうか。


十人十色、体質も含めて、自身に適したバランスの良い食生活を送ることで、自然治癒力を高めることができるのだと思います。