がんの既往歴があるひとに発生する新たな原発がんを二次原発がんと言います。


二次原発がんはまれにあるようですが、がんの既往歴があるひとに再度がんが見つかった場合、最初の原発がんの再発であることがほとんどのようです。


つまり、僕に再度がんが見つかった場合にはほとんどが肝がんの再発だということになります。


がんが重篤になる主な理由は、がんが身体中に拡散するからです。


がん細胞は隣接するリンパ節、組織、または臓器に局所転移することができ、そして、身体の遠隔部位に転移する術も持っています。


転移がんは原発がんと同様の特性があり、転移がんが見つかった部位の細胞とは異なるので、二次原発がんとの違いを区別できるのです。


がん細胞は、段階を経て身体のあらゆる部位に転移します。


これらの段階は以下の通りになります。


①隣接する正常組織の中に増殖、または浸潤する。

②隣接するリンパ節の壁や血管壁を通過する。

③リンパや血管を通り身体の別の部位に移動する。

④遠隔部位の毛細血管に留まり、血管壁を浸潤し、周辺組織で増殖、小腫瘍を形成する。

⑤新たな血管を生じさせて、腫瘍の増殖を持続的に可能にする血液供給をもたらす。


ほとんどの場合、転移の過程においてどこかの段階でがん細胞は死滅します。


それは、再発防止の抗がん剤の効果であったり、自己免疫力で自然治癒させたり、さまざまな要因で死滅させています。


ですが、がん細胞にとって好都合な条件が生じると、一部のがん細胞が身体の別の部位に新たな腫瘍を形成します。


僕の場合、副腎にてがん細胞にとっての好都合が生じ、新たな腫瘍を形成させました。


自己免疫力では太刀打ちできませんでした。


というか、自然治癒力が重要だということを知らなかったのです。


体調はボロボロ、始めから負け戦さでした。





このようにがんが新たな腫瘍を形成してしまうと、その制御はとても困難になります。


転移がんの一部は治癒可能なものがあるとはいえ、大部分はそうではありません。


治療の目的はがんの増殖の抑制、またはがんが引き起こす症状の緩和になります。


ですが、反対に考えれば再発、遠隔転移させなければ、がんは治る確立が高くなる病いなのです。


ですので、がんが遠隔転移する前に、なんらかの対策を講じることが最も重要だと思います。


僕のような肝がん患者にとっては、抗がん剤の再発予防はほとんど効果がないものと思われます。


ですので、自然治癒力を高めることが最も重要なのだと信じています。


当初、副腎転移巣の切除手術は意味がないと主治医に言われましたが、思いの外6年が経過しました。


自然治癒力を高める努めが功を奏しているのだと思います。


ですが転移したがん細胞が厄介なのは、再び増殖し始めるまで長年もの間、遠隔部位で休眠することさえできることなのです。


なんらかの要因で身体のバランスを崩し、免疫力の低下とともに再び増殖を始めるものと想像できます。


このようなことがあるから、転移がんは恐ろしいし、また

『転移がんは完治しない』

と言われる所以なのでしょうね。




 

詳しくは知りませんが、何年間か転移がんが再発しなければ、もう大丈夫だろうという基準みたいなものがあるのでしょうか。


がんの種類にもよると思いますが、肝がんの転移がんはどうなのでしょう。


あったとしても正直なところ大して当てにはしませんが、ちょっとした目安として少しは楽になれるのでしょうか。





転移巣の執刀医から転移がんは10年経っても再発すると脅されているので、まだまだ先が見えませんね。