目標とは、目の前にある物事をひたすら頑張り達成させること。
夢とは、目標達成後にもう少し先にある何かに希望を託してみること。
最近そんなこと考えてみた。
がんになる前の30代の後半、カフェをやってみたい夢がありました。
カフェと言っても、どちらかというと昭和の喫茶店に近いようなカフェで、お客さまと近い距離感を保てるようなイメージです。
元々コーヒーが好きで、仙台市で美味しいと噂のあるカフェはほとんど行ってみました。
多分百件くらいかな。
その中で、一番美味しいと思った喫茶店風のカフェにはよく通っていました。
オーナー(店長)がまだ20代後半の若い方で、お店で生豆を焙煎してネルドリップで提供していました。
とにかく豆が美味しいので、豆を購入して帰られるお客様も沢山いらっしゃいました。
ジャズがながれる落ち着いた雰囲気のお店で、学校の近くにあったことも影響し、それ風の学生さんもよく読書をしていました。
僕はいつもひとりで通っていたので、カウンター席に座り店長とたくさん話しをしました。
「店長、どうしたらこんな美味しいコーヒー淹れられるの?」
『コーヒーは、豆の質と鮮度・煎り(ロースト)具合・そして淹れ方。どれかひとつ欠けても美味しくならないんですよ。覚えるまで大変ですが、慣れれば誰でも出来ますよ。』
「店長、ネルドリップ教えてよ。」
『閉店間際の暇なときならいいですよ。そのかわり淹れたコーヒーは全部飲んでくださいね。もちろん代金もいただきます。まぁ一杯100円でいいです。笑』
「マジ ありがとう。笑 よろしくお願いします。」
この日から、毎日特訓が始まったんですよね。
閉店間際のこの時間帯、どういうわけかジャズ喫茶からロックカフェに切り替わるんです。笑
ある日の特訓中に店長に聞いてみました。
「お店って資金いくらあればできるの?」
『店の規模、形態、立地にもよりますが、厨房無しのこれくらいの店舗だと500〜700でしょうかね。焙煎機込みで。豆のルートは紹介してあげますよ。豆だけは上質で新鮮じゃなきゃダメですよ。』
『なるほど、無理すればなんとかなるかもね。頑張ってお金貯めてみるわ。店長ありがとう。笑」
と、頑張っている矢先にがん発覚。
このようなことがあったことすら忘れていました。
先日、食事をしたカフェのコーヒーがとても美味しくて、この出来事を思い出しました。
(この豆美味しい!どこの豆⁉︎)
確認させていただいたら、仙台で有名な自家焙煎をされているコーヒー屋の豆でした。
舌は衰えてなかったことに感激。
今、生きることだけにひたすら頑張ってきたけど、目標達成できたらもう一度夢をみてみようかな。
なんて考えることが出来ただけで幸せを感じました。



