お酒が好きでした。仕事を9時ごろ終わらせそれから飲みに行く。もちろんサービス残業でそれが普通の時代でした。そんな20代、30代。


まっすぐ家に帰ればビールで晩酌し、毎日1ℓ〜2ℓを飲み干す。休肝日はなし。

仕事で脳内がパンパンに腫れあがり麻痺させ眠るためにアルコールを飲み干す。完全に依存だと思う。だが実は、肝臓のほうがパンパンに腫れあがっていた。


肝機能はいつもゆるやかな異常値で明らかにアルコール性の脂肪肝による慢性肝炎。でもγgtpが100を超えることはなく放っておいた。


それまで大人しくしていたB肝ウィルスも活動し始めていて、肝臓の免疫機能は既に破壊されていた。負の連鎖、負の相乗効果である。


あるとき医師からこう言われた。

「このまま放っておいたらいずれ肝硬変になりますよ。」

やがてお酒を控えるようになった。でも止めようとは思わなかった。


薄々やばいかもとは感じてきていた。でも自覚症状が全くない。意識の半分はまだ大丈夫だと思っていた。異常を感じることができない。だから大丈夫だと思っていた。


もう少ししたら病院にでも行ってみようかと、先延ばしに考えていたら肝臓がんが破裂した。既にがんになっていたのだ。しかも手遅れ級だった。


普通ならとっくに死んでいるはずだと思う。たまたま生きのびたが、辛い思いをたくさんしたし大きな代償を払った。

単純に死ぬのが怖かったし、死の恐怖に震えていた。


これが僕の肝臓がんになった事実。

救いようのないばかである。

自業自得のがんであり後悔しかありません。

一番怖いのはアルコールの依存だと当時は気がついていなかったことだ。


それからはアルコールを一切やめた。やめる機会がまだ残されていたことは強運だったし奇跡だと思う。
神さまはもう一度チャンスを与えてくれた。

肝臓に負担になるものは食べないことにした。肝臓が喜んでくれるものを豊富に摂り、1日の2/3は肝臓に休んでもらおうと決めた。残りの人生、肝臓にゆっくり休んでもらおうと決めた。

そして、今がある。







アルコール依存はなかなか自分では気がつかないものだと思います。気がついたとしてもやめられないのだと思います。

専門家に話してみるのも大事に思います。誰かに頼ることでお酒を断ち切るきっかけになるかもしれないですよね。

でも、なによりも一番はじめに病院で検査してほしいです。勇気を出して行ってほしいです。