職場で事務処理中の退社間際でした。


右脇腹に違和感を覚えたのです。


重いというか苦しい感じで、呼吸ひとつとっても何かがおかしい。


息を吸い込むと軽く痛みを感じるのです。


帰宅途中、徐々に痛くなってくる。


そして、帰宅後も症状は治まらず、痛みがどんどん増してきます。


市販の痛み止めを飲んで様子を見ることにしました


翌日も早朝からの出勤予定でした。


とりあえずもう就寝しようと思って寝床につきました。


(あれっ薬が効いていない?)

(痛くて眠れないんだけど


殆ど眠れずに朝を迎えたのです。



翌朝、再度痛み止めを飲んで出勤しました。


会社に着いたはいいのですが、痛くて車から降りられなかったのです。


しばらく車の中でうずくまっていたのですが、これは尋常じゃない。


(駄目だ、今日はもう帰ろう。) 


会社の所長はまだ出勤していません。


仕方なしに状況を同僚に説明して帰宅することにしました。


家に着いても更に痛みが増しています。


「ママなんかやばいかも。」


まりさんに付き添ってもらい病院へ。


ちょっと嫌な予感もあって地元の大きな病院に行くことにしました。


診察を待つ時間がやたらと長く感じます。


実際そこまで待たされていないと思うのですが、この時点ではもう激痛が走っていました。


ようやく診察室に呼ばれました。


診察を受けて、そして、先生がお腹をまさぐるのです。


「あれっ腫瘍あるね。」


(手探りで分かるんだ


「ちょっとエコーで診てみましょう。」


( ……   


「大きな腫瘍がありますね。」


「詳しく検査をしましょう。」


(エッ⁉︎ウソッ⁉︎






そのまま即入院することになりました。