《日本会議と縁の深い小池百合子》小池百合子公式サイト「東京に核ミサイルを」「核武装を」「急げ軍法会議」

http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/710.html

http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/1506

 東京都知事選は鳥越俊太郎、小池百合子、増田寛也の3候補がしのぎを削っている。小池候補は自民党とケンカをしているような印象があるが、離党も除名もされておらず、有権者を欺くための擬装である可能性がたかい。本当にケンカになったのであれば、自民党は小池氏に対して「政党交付金を返せ」「支援者名簿をよこせ」と迫らねばならない。だがそんな様子はみじんもない。

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 小池氏が仮に都知事に当選した場合、日本で暮らす私たちにとって重大な改革が一気に進むことになる。憲法破壊である。小池氏は、民主主義を否定する右翼団体「日本会議」の下部組織「日本会議国会議員懇談会」の副会長である。その日本会議が求めてきたのが憲法「改正」であり、自民党憲法草案として形になった。安倍政権はこの草案にそって現在の日本国憲法に大鉈を振るおうとしているが、小池氏がそれを強烈に推進するのはまちがいない。

 小池氏と日本会議の関係をみていくと、同会議メンバーの地方議員を何人も配下に従えている様がうかぶ。池袋にある小池事務所には、「JF豊島区議団」(代表は本橋弘隆・自民党豊島区議)という政治団体がおかれている。そこに、小池氏が代表をする政党支部「自民党東京都豊島総支部」から480万円が寄付され、さらに自民党豊島区議9人に70万円ずつが寄付されているのだが、その9人中8人が日本会議の会員である。磯一昭、河原弘明、竹下ひろみ、細川正博、星京子、村上宇一、吉村辰明の各議員。また堀宏道自民党都議の関連団体と金銭のやりとりがあるが、この堀都議も日本会議の会員だ。

 吉村議員は日本会議首都圏地方議員懇談会会長で全国地方議員連盟副会長。竹下議員は、日本会議首都圏地方議員懇談会事務局次長という役にもついている。

 小池氏は池袋の日本会議のボス的存在である。つまり憲法破壊の地域のボスである。自民党とケンカをしようがどうしようが、自民党の望む憲法破壊をめざすことにかわりはない。

 自民党の望むように憲法が変わると何がどうなるのか。『あたらしい憲法草案の話』(自爆連、太郎次郎社)にわかりやすく解説されている。

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〈 日本国憲法の三原則とは、つぎの3つをさします。

  一、国民主権
   
  一、戦争放棄

  一、基本的人権の尊重

(中略)

 憲法草案、すなわちあたらしい憲法憲法の三原則はつぎの3つです。
 
  一、国民主権の縮小

  一、戦争放棄の放棄

  一、基本的人権の制限 〉

 憲法「改悪」という表現でも足りない。憲法破壊、憲法廃止というべき前近代的な内容である。自分の生活を守りたいのであれば、小池氏をぜったいに当選させてはならない。

 

(転載終わり)

 

あとこういう記事もあります。(ヤフーニュースより)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160719-00510653-shincho-pol&p=2

 

■“機を見るに敏な才能”

 一方で、現在の安倍政権において、小池元防衛相は冷遇され、孤立無援状態。政治家として活路を見出すには、都知事に転身するほかないという面もあった。

「風の流れを読む能力に優れている小池さんが、唯一失敗したのが、4年前の総裁選でした」

 と解説するのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。

「下馬評で、石破さん有利と見るなり、安倍さんを裏切った。蓋を開けてみれば、小池さんの読みは外れ、それ以降、安倍さんに冷や飯を食わされるようになりました。でも、それまでは見事な遊泳術で、時の権力者に寄り添い、政界を渡り歩いてきた。日本新党から政界デビューし、細川護熙総理が国民福祉税構想や佐川急便からの借金問題で退陣に追い込まれると、早々に、連立を組んでいた新生党の小沢一郎さんに乗り換えた。その後、新進党、自由党で行動を共にしました」

 しかし、00年には、自自公連立政権から離脱を図った自由党にも見切りをつける。

 小沢側近だった、平野貞夫元参院議員の話。

「保守党へ移ろうとする小池さんを引き留めるため、僕は大量のパーティ券の面倒を見たりもしました。最後は、小沢さんに説得役を任せ、“次の総選挙では、比例近畿ブロック1位を約束する”と直接伝えてもらった。すると、彼女から“自由党がそこで議席を取れると思いますか?”と反論された。我々にとって、最大の屈辱の言葉でした。政治的な信念や理念があるわけではないが、彼女は機を見るに敏な才能の持ち主です」

 そして、02年には、自民党へと移籍。当時、人気絶頂だった小泉純一郎総理に取り入るため、わざわざお手製の弁当を官邸に持ち込み、一時は結婚説も流れたのは、よく知られた話である。その甲斐あって、環境相に起用される。続く、第1次安倍政権では防衛相に大抜擢。ところが、閣僚のスキャンダルが相次いで内閣支持率が急落し、安倍総理が体調不良で辞任すると、“もう終わった人”と陰口を叩くようになったという。権力を失えば、見限るのも素早い。政界渡り鳥と揶揄される理由はここにある。

 

 

■“増田相乗り論”

 義理人情には欠けるものの、常に権力と添い寝してきた小池元防衛相は、首都・東京を最後の地に、決戦に挑もうとしている。 

 その行方について、政治部デスクは、

「あくまでも、民進党の岡田克也代表らは主戦論を唱えているが、肝心の候補者が見つかっていない。そのため、都連の松原仁会長などは自民党が分裂選挙に突入した場合、“増田相乗り論”もあり得ると大っぴらに公言しています。しかし、都知事選の鍵を握るのは、4割弱を占める浮動票です。自民党と民進党が相乗りしても、小池さんは勝算ありと見ているのかもしれません」

 ここは、是非とも小池元防衛相から話をうかがわねばならない。

「確かに、自民党と民進党の持っている数字を、単純に足し算すれば、私にとって厳しい結果になります。でも、選挙は、数字がそのまま出るわけではないと考えている。それよりも、相乗りとなれば、候補者はそれぞれの政党のしがらみに縛られてしまいます。そのような候補者は選挙には有利かもしれませんが、東京の将来にとっては不利になるのではないでしょうか」

 7月6日には、自民党の推薦が得られなくとも出馬することを表明。政界の渡り鳥が、最後に選んだ止まり木は、安住の地となるかどうか。

「特集 権力と添い寝した『小池百合子』元防衛相の最終目的地」より

「週刊新潮」2016年7月14日号 掲載

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